2024年04月18日

築150年の古民家の構造補強と断熱改修・はじまり




平屋の古民家を構造補強と断熱改修して
住まいとして再生するプロジェクト。
大黒柱と小黒柱、いぶし出された黒光りする骨太骨組みですが、
屋根部分は、20年前くらいに瓦葺きへと葺き替えられていました。

住まいとしての再生計画の基本は、やはり構造補強と断熱改修ですが、
構造補強と共に断熱改修も手間がかかり、コストがかさむ工事です。

断熱改修については、全体予算との兼ね合いで色々と検討しました。
古民家の場合は、床下の土台交換や追加の束・土台・大引き、
そして既存根太掛け替えなど、当初の想定外の作業もあり、
非常に手間のかかる大工さんの人工工事。
信頼できる大工さんと共に、コストをいかに抑えるかが設計の課題となります。




施工者と検討した結果、今回の断熱改修施工には、
もう20年以上のお付き合いの
セルロースファイバー断熱施工のマツナガ。
https://www.ms-matsunaga.jp

そのためには、見積前に現地確認と着工後の躯体状況の再確認、
そして、下地準備の事前打ち合わせは欠かせません。

今回は、床下・外壁・天井裏とすべてセルロースファイバー施工としています。
その辺りはまた、次回に。

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2024年04月16日

AI処理能力を向上させたAppleSiliconM4




〇M4を搭載した14インチのMacBook Pro:2024年末頃
〇M4を搭載したiMac:2024年末頃
〇M4 Pro/Maxを搭載した14インチと16インチのMacBook Pro
:2024年〜2025年初頭
〇M4とM4 Proを搭載したMac mini:2024年末〜2025年初頭
〇13インチと15インチのMacBook Air:2025年春頃
〇ハイエンドのM4チップを搭載したMac Studio:2025年中頃
〇M4 Ultraを搭載したMac Pro:2025年後半

将来の開発には情報漏洩に厳しいアップルから
これだけの具体的開発情報が出てくるのは珍しいですが、
それだけ、出遅れ感を指摘されるAIにフォーカスする必要性があり、
それは正常な進化だと思います。

10年間におよぶAppleCarによる自動運転プロジェクトの終焉の
影響もあり、開発資源の選択と集中でしょうか?

ここに来て突然のAppleSiliconM4の話題は、
唐突感はありますが、その流れでしょう。
しかし、アップルの業務機ユーザーとしては、
おいおい、それはないだろう。。。という気持ちです。
M1からやっとM2もシフトしたと思ったら一年も経たずにM3。
やっとシフトした矢先にM4とは。




今年は出るであろうMacStudioM3を待っている
iMac27”Intelユーザーですが、
必要な時が買い時とは分かっているものの、
デスクトップ業務機の上位機のMacStudioがいまだM2Maxのまま。

M2Ultraのモンスター価格は必要ないのですが、
モニター無しのM2Maxでも充分モンスターです。
やっと今年M3がやってくるらしいですが、
そんな中でのAppleSiliconM4ニュース。




しかしそれは、また来年という情報に、
iMac24“じゃ狭いし、マルチモニター環境にするにしても
あの派手な色味は必要ない。
アップルファミリーから弾き飛ばされているような疎外感。
そりゃ、Macの売り上げも落ちるでしょう?
クリエーターやデザイナーのユーザーをもっと大切にしないと
iPhoneやiPadだけじゃない、それは母艦なんですから・・・
という最後は愚痴ブログでした。

AIはCADには必要なし・・・でもよいかなとは思いつつ、
建物を風景に落とし込むAI画像を見ると・・・やはり欲しい・苦笑
こんな葛藤をしている人、多いのかなぁ。。。




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2024年04月15日

2025年からVectorworksはサブスクリプションへ移行する




設計事務所を営んでいるとそのベースとなるのは
やはり図面を描くCADソフトの管理ではないでしょうか。
私の場合は、もう30年以上Macを使用しているので、
それと同時に毎年バージョンアップされるMac OSとの関係性、
さらには業務機のMacの買い換えも含めて、
重要な要素となっていて、プロジェクトの進捗状況をにらんで、
そのタイミングには毎年悩まされます。

6年ごとの業務機更新も後継機問題に直面しており
早くM3化しないといけないのですが。。。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_10.html

Vectorworksarchitect2024のバージョンアップのため、
久しぶりにHPをみてみると永続ライセンス販売終了のおしらせ。
???最初は何のことか理解できなかったのですが、
2025年からサブスクリプションライセンスへ移行。。。
う〜ん、ついにといいますか、やはり、といいますか。。。

VectorworksもAutoCADや他のBIMソフトのようにサブスクリプションへ移行。
https://www.aanda.co.jp/lic2025/index.html




メディアやダウンロードの買い取りによるライセンス購入から
サブスクリプションというのは時代の流れということなのでしょうが、
その価格をみるとAutoCAD plusが231,000円、
まだ予定価格となっていますが、
Vectorworksarchitectストンドアロン版が245,300円
ちょっと高いですが、ほぼ合わせてきていますね。

ソフトはライセンス買取前提という古いタイプなのですが、
こうなると毎年のMac OSのバージョンアップに伴う
Vectorworksarchitectのバージョンアップもちょっと考えないといけない。

提供スケジュールをみると2024年末が最後。
ここでバージョンアップすれば2026年から切り替えとなり、
それ以降は最終の永続ライセンス2026の継続利用。

最終的には、そこでの判断となりそうですが、
まずは2024年末にこれまで通りにバージョンアップが必須です。
BIM設計に移行して6年あまり・・・
まだまだ有償サポートでの質疑は必要なので、
是非単年度のサポートは残して欲しいところですが、
あと2年かぁ。。。

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2024年04月07日

福岡・ルカプリス訪問




SNSを通じてご縁をいただきました
有馬アレクサンダー陽子さんの事務所兼店舗・ルカプリスを
初めて訪問しました。

HOLISTETIQUE(ホリステティック) オンラインショップ
https://holistetiqueshop.com




医者である祖父・父からの影響で、身体と健康と薬の関係を探求し、
免疫学、生化学、栄養学、物理学、電磁気学などを学ばれて、
免疫療法に精通した自然療法やエネルギー療法など
自然療法士(ナチュロバス)として活動をおこなっておられます。
また崎谷医師との講演会は、
西洋医学と代替医療、それぞれのメリットとデメリットを理解し、
バランスの取れた治療のあり方を提案しておられ
どこも溢れる聴講者で、皆さんの関心の高さが伺えます。




最近は、ちょっと病院にかかると、
薬を飲むために、胃の荒れを抑える薬が出て、
さらに・・・と、これでもかという薬が出て、
これで身体が治るのだろうか?と、疑問になることもありますが、
病院も大事ですが、自分の身体に何が起こっている状態かを
自分でも正しく理解して向き合うことも大切に感じます。




お話をしていても目から鱗が落ちることばかり。
まっちゃんスペシャルの欠点もご指摘いただきました。。。
私の家族も、有馬さんの蜂蜜を愛用して身体を整えておりますが、

[入門]世界一やさしい はちみつの教科書
https://hl-book.co.jp/book/honey-book/introduction-to-honey-1/

それ以外に興味がありました水晶石。
ルカプリスには、様々な水晶や鉱石のアイテムがあり、
けっこう現実派の私でも、惹かれる波動空気感がありました。




やはり実店舗を訪れると、目指されている雰囲気や
素材の使い方が掴みやすいので参考になります。
しかし、ご本人の目まぐるしく活動をされている様子は、
そちらの身体の方が心配ですが、
逆に、私もまだまだ頑張らないと・・・とパワーをいただきました。

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2024年04月02日

愛犬クレアの誕生日・・・です。。。




昨年末の12月20日に天に旅立ちました愛犬クレア。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/501877702.html

今日はその11歳目を祝うはずでしたが、
今は天空で、アースと共に走り廻って、
私たちを見守ってくれているはずです。

静岡市から狂犬病予防注射の葉書が届き、
こちらへの報告も必要でしたね。

庭のヤマモミジも枯れ枝から一気に新緑となりました。

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2024年03月28日

iMac2017intel版とVectorworksarchitect2024で不具合発生




う〜ん、これは困っております。。。
現在の業務環境は2018年に移行したiMac2017-27“intel版の
マルチモニター環境。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_10.html

アトリエMアーキテクツの設計は6年前からBIM設計に移行して、
現在のマシンパワーではちょっと心許ないので、
アップデートしたいところですが、
iMac27“は既にディスコンで、開発もしないと明言されて、
iMac 24“のみとなり、それとのマルチモニター環境では
メインモニターが小さくて、私の場合はちょっと。。。




そんな人はMacStudioとディスプレイを買ってね・・・

というのが、今のアップルの主張なのです。
ただ、2台のモニターとなると、
やはり1台はStudio Display27“にしたいと思う、
そこは非常に個人的な問題ですね・苦笑

さて、私のiMac2017intel版環境は、
・4.2GHz クアッドコアIntelCore i7
・Radeon Pro 580 8GB
・メモリー 40GB 2400MHz DDR4
・macOS Ventura 13.6.5
十分なパワーと思っていましたが、今やAppleSiliconM3時代。
移動アトリエの方はMacBookAir15”M2なので
こいつは、は、速い・・・という逆転現象。




さて肝心の問題事象は、ご覧のような展開図。
壁、屋根、梁がしっかりと表現されています。
その次の同じ展開図では・・・それが消えてしまうという現象。




BIM設計の場合、この展開図は描いているわけではなく、
室内展開図ビューポートで3Dから自動で切り出しております。
このお陰で、いちいち展開図を変更しなくても、
3D上で様々な変更をしても、各図面が自動的に変更できます。
その際に、『更新』というボタンを押すのですが、
その変更後やファイル保存後に更新をおこなうと
このように消えてしまうという、何とも厄介な現象。

有償サポートのVectorworksServiceSelectにて、
遠隔操作環境にして、その現象を確認してもらい、
ファイルを送って、様々なA&Aさんの環境で検証してもらうと
今度は再現性がない。
ただ、私のマシン環境で起こっていることは、
先の遠隔操作で確認してもらっているので、
今後、他のユーザーから上がってくれば、また検証するということに。

私の場合の回避方法は、一括更新をしないで、一つ一つをおこなう、
或いは、一旦MacBookAir15”M2へファイルを移動して、
再描画させて、それをiMac2017intel版へ戻す。
どちらにしても、何とも時間と手間のかかる作業。
しかもM2でも表示が消えることもあり、非常に不便。
何とかして欲しいのですが、当面はこれしか解決方法がない。




今年6月のWWDC2024でMacStudioM3が発表されれば、
更新する予定ではおりますが、まだ3ヶ月先で、
発表されるというのも噂レベルで、その保証もない。

ポチッとするのは、やはり6月まで待つしかないけれど、
アカデミックストアが使えるとはいえ、これは相当にお高い。。。
どなたか、同じ現象に悩まれている方がいらっしゃれば、
是非、A&Aサポートセンターへご一報いただければ幸いです。

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2024年03月19日

小島よしおさんとの再会は初のアトリエ訪問




先日アトリエのすぐそばで小島よしおさんのお仕事があり、
そのあとに久しぶりにお目にかかる時間が取れるとのことで、
初めてアトリエにお立ち寄りいただき、
色々なお話しをしながら楽しい刻を過ごしました。




大改造!!劇的ビフォーアフターでおこなった
沖縄久米島のお母さんの営まれる沖縄料理のお店、
もう14年前となります。
その5年後に番組史上初となる移築リフォームと屋上リフォームを
半年の間におこなうという無茶振り企画でしたが、
当時は沖縄本島で二年あまり仕事をしておりましたので、
可能となった懐かしいプロジェクトでした。

沖縄らしさを表現する素材として、花ブロック・琉球石灰岩・ウージ染め・久米島紬、
内部にはあまはじ(軒先)・スージー(路地)が再現されています。




最盛期には1ヶ月の間に沖縄へ6回出向くという日々、
よく身体が持ったなぁ・・・と思える日々でした。
小島さんとも何回も久米島で作業をご一緒したり、
リフォーム後のお母さんのお店に家族でお邪魔したりと、
その後も小島さんとの繋がりを持てておりました。
当時小学生だった息子が小島さんの前で
『そんなの関係ねぇ・・・』を披露した時の衝撃は忘れません・笑



久米島に行かれることがありましたら、イーフビーチホテルすぐそばにあります
この小島よしおさんお母さんのお店・O2ハッピーで、
お母さんの美味しい沖縄料理と共にお楽しみください。




今回小島さんからいただきました二冊の本。
『小島よしおのボクといっしょに考えよう』
https://www.asahi.com/edua/article/15046800
『最強無敵の雑草たち』
https://www.ehonnavi.net/shop_pro/pro_ehon00.asp?no=245103

それぞれに非常に興味深い本でしたが、
特に『小島よしおのボクといっしょに考えよう』での
小学生22人からの悩み相談に対する回答は、
子どもたち目線に立っての話しの流れには、
子育て中の親御さんはもちろんのこと、
学校の先生方にも参考になるような、さすがの内容でした。
またお目にかかりましょう!




・芸能人初出演の恩返しリフォーム:小島よしおお母さんのお店
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/old/list/d00033gian.html

・大改造!!劇的ビフォーアフター小島よしお編・Special Thanks!!2010.4.25. OA
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201004article_18.html

・大改造!!劇的ビフォーアフター小島家Ⅱ・Special Thanks!2015.3.17. OA
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201503article_3.html

・大改造!!劇的ビフォーアフター小島家Ⅲ・Special Thanks!2015.8.16. OA
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201508article_2.html

沖縄・恩納村の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_5.html




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2024年03月04日

広島市立牛田中学校『心の参観日』ようこそ先輩・感想文読了と質疑応答1




大変遅くなりまして申し訳ありません。
昨年9月22日に私のふるさと・広島の出身中学校である
広島市立牛田中学校『心の参観日』ようこそ先輩で、
在校生の皆さんへお話しをする機会がありました。
https://cms.edu.city.hiroshima.jp/weblog/index.php?id=j1028&type=1&column_id=1071456&category_id=4064

その後10月初めには全校生徒の皆さんからの感想文が届いていたのですが、
合間合間で読みながら・・・年越しとなり今に至りました。
昨年中にはざっと読ませていただいたのですが、
質問が意外に多く、もう一度読み直して質問を
リストアップしてチェックしておりました。

あの時の三年生の皆さんは、すでに受験も終わって
それぞれの次の進路が決まり、今週の卒業式を待つばかりですね。
フライングですが、ご卒業おめでとうございます!!

当時の私は公立高校の受験に落ちてしまい、
私立高校に行くことになり、失意の卒業式でした。。。
しかし、高校でも大学でも素晴らしい仲間との出会いがあり、
今も付き合いの続く親友も数多くいてくれます。

これからのそれぞれの出会いを大切にして、
若い時にできることを一つでも多く経験してください!!

何とか、三年生の分だけでも、先に質問にお答えしたかったです。
以下は牛田中学校三年生からの感想文の中にあった私への質問の回答です。

〇もしスランプに陥った時どのように対処していますか?
→う〜ん、仕事ではスランプは起こらないかなと思います。
上手く行かない時があったとしても、どのようにすれば上手くいくかを考えたり、
最適解が産まれるまで考えますので、
建築の仕事に向き合っている時は、そうした感情は起こらないです。
※中学校の頃は、上手くいくことの方が少なかったので、
今思えばいつもスランプだったような気がします。。。

〇私は片付けが嫌いなのですが松永さんはどうですか?
→きれいに片付いているかどうかは別として、何がどこにあるかは、
プロジェクト毎に資料ファイルに入れたり、整理しています。
デジタルデータも同じで、プロジェクト毎のファイルに
それぞれに計画段階や関係先に分けてファイル化しています。
ちなみに建築設計事務所では15年間図書保存の義務があります。
片付けは大切なことですので、頑張ってください。
※中学校の頃は、学校のノートはきれいにとっていました。
また、自分の部屋も整理整頓していましたが、
それが成績に繋がらないのが悩みの種でした。。。

〇失敗や挫折をして落ち込んだ時に、どうやってメンタルを回復したら良いですか?
→これは、落ち込みますよね。。。
これはですね・・・忘れることは難しいので、他のことに集中したり、
ランニングしたり、好きな映画を見たり、家内に愚痴ったり、
まぁ、クヨクヨしても解決しないので、他のことを考えるようにしています。
ただ、起こった問題から目を背けることはないです。
そこは、真摯に向き合って、その後の対応することが大事です。
※中学校の頃は・・・ひたすら時が経つのを待っていた気がします。

〇松永さんが失敗や挫折をたくさんして苦労されてきたと思うのですが、
立ち直るために、どのように向き合ってこられたのですか?
私は、失敗をしてしまうと考え込んでなかなか立ち直れません。
どうか教えてください。

→どうも私の失敗談が皆さんに強くインプットされているようです。
上の質問のように、自分の好きなことに集中することでしょうか。
私場合は野球の練習が厳しかったので、疲れて寝て、
またすぐ明日が来るという毎日の中で、薄まっていった気がします。

〇好きなことに集中すると勉強が疎かになって、なかなか両立できません。
どうしたら上手く両立することができますか?

→これに答えられれば、私も実践したいです。。。
やはり時間を設定して、区切りを付けることではないでしょうか?
※中学校の頃は、試験前には観たいテレビの時間を楽しみにして、
勉強に集中していました。ただ、試験前にそれをおこなうより
普段から勉強をしていないと、その効果が薄かったです。。。
※私の時代は固定電話しか通信手段がなかったですが、
皆さんはスマホ世代、いつでもすぐ手元で観ることができるので、
より強い意志が必要ですから大変だと思います。

〇テレビに出たり建築メーカーさんから依頼が来たりする前は、
どうやって仕事受けていましたか?若い時にどのような下積みをしていたかを
聞けたら、僕も諦めずに地道に努力して夢を叶えられると確信しています。

→あなたの文章の中に、すでにその答えが書かれている気がします。
私が独立したのは40歳になってからですが、
それまで一生懸命に相手が求めている以上の仕事をしていました。
そのお陰で、独立したあとも、仕事が不思議と入ってきました。
きっと、若い時から一生懸命仕事をする姿を色々な方面で
観られていたのではないかと思います。
ただ、独立してからもまったく仕事がない時期もありましたよ。
そんな苦しい時は、焦ってもしかたがないので、
当時は今のようなSNSはなかったので、ブログで発信していました。
焦らず慌てず一歩ずつでも前に進んでいくことが大事ではないでしょうか?

〇松永先輩は広島で有名な建築に携わっていないと仰ってましたが、
何か日本で携わった有名な建築はありますか?

→有名な建築は残念ながらないのです。ごく普通の設計事務所です。
広島ですと呉にスライドでもお話ししたモデルハウスがあります。
もう30年前になりますが、
東京の世田谷区に設計を担当した区民会館と児童館がありますが、
それぞれ地域の方にいまだ長く愛されているようです。
皆さんが知っている有名な建築家の建物は広島にも多くあるので、
そうした建築をみて、実際に体感することも刺激になると思います。
私も出張のおりに、時間を作って色々な建築家の建物を観て
刺激を受けて、今でも頑張っているところです。

以上が、三年生の皆さんの感想文の中にあった質問への回答です。
二年生、一年生の皆さんは、気長にお待ちくださいm(__)m


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2024年02月26日

静岡市内中学校の職場体験でアトリエ訪問




様々なご縁が繋がって静岡市内の中学生5名が
私のアトリエを訪れてくれました。
設計事務所の仕事内容を自由に説明してくださいと
引率の構造事務所の方から振られて。。。

しかも、この方とは15振りの再会で、
私の教えている静岡産業技術専門学校の教え子さん。
現在は構造事務所を営むという夢を叶えておられ、
構造設計とショップと子育てに奮闘中。。。




模型や図面を通して建築の仕事の役割や背景を説明して、
Yチェア、アリンコチェア、セブンチェア、シェルサイドチェアなど
有名な椅子も用意して実際に座ってもらいながら、
建築を取り巻く世界のお話しをさせていただきました。

若い人たちに建築の世界の魅力が伝わり、
次世代の人材が増えていくと良いですね。

ポツンと一軒家と大改造!!劇的ビフォーアフターコラボ番組で
リフォームをおこなった静岡諸子沢の
黄金みどり茶園の古民家リフォームについても、
秘蔵映像で解説して、資料を渡しましたので、
また現地でも体験してみてください。




黄金の茶の間のご予約はこちらから
https://changetea.jp/chanoma/ougon-chanoma/

ポツンと一軒家・大改造!! 劇的ビフォーアフター佐藤家・Special Thanks!
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202003article_9.html

また、学生たちと奮闘した足湯もご堪能ください。
ポツンと一軒家・大改造!! 劇的ビフォーアフター番外編2学生奮闘編
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202004article_3.html

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2024年01月26日

2024年謹賀新年と初日の出と・・・遅くなりました




今年もアトリエから心地よい住環境を
創造していきたいと思います

今年の元旦は、初めて駿河湾へ初日の出を拝みにでかけました。
私たちは日の出1時間前に家を出て約45分の夜明け前の街歩き。
天気の良い元日でしたので、駿河湾の初日の出には
多くの老若男女が出向いているのは当然ですが、
小中高生の若者の多さには驚きました。

家路に戻る途中、ちょうど前を歩いていた
ご夫婦と若いゴールデンレトリーバー。
それがなぜか、交差点や信号で立ち止まるたびに、
3mほど離れて歩く私たち夫婦の方を幾度も振り向くので、
やっぱりクレアが居てくれるよね・・・と話しながら歩きました。




クレアが天へ旅立ってから一ヶ月あまり経ちましたが、
アトリエから、庭から、渡り廊下から、
今でもひょっこりと顔を出しているような気がします。

散歩でお会いしていた愛犬仲間の方々からも、
そっと、クレアへのメッセージとお花が届けられたり、
SNSでの知り合いの方からクレアをかたどったような
贈り物が届けられたり。
住まい手の方からは、かけられる言葉はないけれど、
心配している人間がいますからね・・・というお手紙。

昨年講演会をおこなった広島出身中学校の校長先生からも、
クレア宛の御供のお花まで届いたり。。。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/500929245.html




多くの周りの皆さまからクレアとの生活を
見守っていただいていたことを感じながら、
本当に心温まるお心遣いと思いやりには、
クレアと共に、感謝申し上げます。

さらには、クレアを可愛がっていただいた地元の車仲間の皆さんにも、
何かと気にかけていただきまして、
そっと外から様子伺いに来ていただいて、
私たちとバッタリと出会ってしまったり・・・、
かえってご心配をお掛けして申し訳ありません。
それぞれのお気持ち、本当にありがとうございました。
私はそこそこ元気でおります。。。



年末年始の一ヶ月は、当然のことながら仕事の流れや
出張は待ってくれませんので、相変わらずあちらこちらへ。
先週末は、5年振りのしずおか木造塾の講演会でしたが、
奇しくもクレアが旅立ってから、ちょうど一ヶ月目の同日でした。

その講演会では懐かしい方々と再会し、その後の懇親会、
世界的デザイナー倉俣史朗が1988年に設計した
バー・コンブレCOMBLÉでの二次会。
昨年関係者の努力でみたび再開された知る人ぞ知るバーですが、
その空間デザインからも元気をいただきました。

静岡の皆さんは是非訪れていただきたい世界に誇る隠れ家的バーです。
https://www.elle.com/jp/decor/decor-interior-design/g45449603/comble-shirokuramata-23-11/




しずおか木造塾・もう一人の講演者は住宅技術評論家というよりも、
脱炭素生活設計実践派の南雄三さんの興味深いお話しと、
私の師匠・建築家納賀雄嗣氏との思わぬ繋がり、
また私をJパネルへ導いてくれた建築家三澤康彦氏の
お弟子さん建築家親子さんとのお話しなど、
ご縁の繋がりにも、またまた色々なパワーをいただきました。
http://www.t3.rim.or.jp/~u-minami/

このような機会をいただきました早津氏ならびに、
静岡建築士会事務局の皆さまに、
改めまして御礼申し上げます。




こうして少しずつ元気を充電しつつあります。
そして・・・・、
初日の出に穏やかな2024年をお願いしましたが、
その9時間後に起こった能登半島地震。
亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げるとともに、
ご遺族と被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。

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2023年12月26日

哀悼・愛犬クレアが天に旅立ちました。




今年もあとわずかとなった先週、
わが家の大切な家族・クレアが突然天に旅立ちました。
すでに一週間が経ちましたが、
悲しみは深まるばかりで、
なかなか気持ちの整理がつきません。

これまで、二度ほどの大病をくぐり抜けて、
先生たちの手厚いサポートと共に
私も日々、消毒・軟膏・包帯交換をおこないながら
アトリエで一緒に過ごして来ました。

ここ半年あまり心臓と後ろ脚のケアを続けておりましたが、
12月に入ってからは、すっかり回復して
素足で散歩できるまでになっていました。




定期検診の前に、少し呼吸が荒いかなぁ・・・と
これまでのような緊急性を感じなかったのですが、
早めに病院に連れて行くと、
レントゲンの結果、即入院点滴ということになり、
また夕方に来てください・・・と言われてから
わずか4時間半後のことでした。

大手術を二回繰り返しても、
病院に行くのが大好きで、
車の準備をしている最中も待ちきれない様子。
そんな大好きな先生ご夫婦と息子さん先生に
最後の診療をしていただきましたので、
そういう意味では良かったとは思うのですが。。。




10歳9ヶ月。。。
もっともっと、最後までケアして看取るつもりでしたが、
突然天に旅立たれて、残された私も家族も。。。

もっと早く気がついてやれたら、
もっとこうしてやっていたら、
もっと・・・・・後悔ばかりが頭をよぎります。




たくさんの皆さまには、私とクレアの様子に
SNSと通してコメントをしてくださったり、
リアルにクレアと会っていただいたり、
これまで色々とお世話になりました。

いまは先代のアースと一緒に、
天を駆け回っていると思います。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/200901article_1.html

このような状況となりまして、
このご報告をするのがやっとです。

今後のクレアへのコメントは
大切に読ませていただきまして、
しっかりとクレアへ伝えたいと思いますが、
それぞれに対しての返信やリアクションは、
まだ私の気持ちが追いつきませんので、
ご容赦くださいませ。




また、年末年始のご挨拶やSNSは
しばらくの間、失礼させていただきます。

もう少し、気持ちの整理と余裕ができましたら、
再開させていただきたいとは思います。

いつも優しいまなざしと穏やかさで周りを包み込み、
他の犬にも吠えることなく仲良くなり、
目が合った人には尻尾を振ってすり寄っていき、
本当に心優しいクレアでした。

クレア・・・・・
もっと長く一緒に過ごすことができなくて、ごめん。
いままで本当に、たくさんのしあわせをありがとうね。

合掌




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2023年12月03日

しずおか木造塾2023 2024年1月講演会




今年で24年目を迎える静岡県建築士会主催『しずおか木造塾』
受講資格は、木造設計に興味のある方・建築士ということで、
プロ向けの全5回の有料講座。

毎回各方面の技術に長けた多彩な講師でおこなわれますが、
5年振りにはその一講座にご協力させていただきます。
来年2024年最初の講演会となりますが、
専門家への講座だけに、日頃の設計監理業務手法について、
参考になるような設計者目線でお話しができればと思います。

通称が通っているとはいえ、
まずは、講師欄の紹介文から訂正を。。。苦笑




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2023年11月17日

アトリエMアーキテクツの仕事



〇Jパネルの住まい
静岡・国吉田の家2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_8.html
静岡・池田山の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_9.html
広島・呉 木香の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_10.html



〇屋内2台ガレージの住まい
静岡・大谷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_11.html
静岡・駿河台の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_9.html
静岡・国吉田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_6.html



〇旧宅を受け継ぐ住まい
静岡・島田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202204article_2.html
富士・吉原の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_7.html
静岡・豊田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_6.html
静岡・池田の家2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_5.html
静岡・千代田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_4.html



〇風景と寄り添う住まいと別荘
熱海・下多賀の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html
沖縄・恩納村の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_5.html
静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_4.html



〇工夫を凝らしたコンパクトな住まい
静岡・大岩本町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201804article_2.html
浜松・曳馬の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_1.html
静岡・小鹿の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_3.html
静岡・城東町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_2.html
浜松・鴨江の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201803article_2.html



〇築200年の蔵改修
・築200年の蔵改修計画
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/498090351.html



〇ホテル保養所リノベーション
油谷湾温泉ホテル楊貴館・日本酒BAR『海と月』完成
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202104article_1.html
那須塩原・保養所リノベーション
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202003article_6.html



〇構造用集成材の住まい
池田の家 自邸兼アトリエ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_4.html
静岡・谷田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_11.html
静岡・中ノ郷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_1.html
浜松・大人見の家 バーンハウス
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_3.html



〇大改造!!劇的ビフォーアフター16年特番スペシャルあれこれ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202005article_1.html


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2023年11月13日

18年前の住まいのお値段とは




18年前に設計した住まい。
住まい手の転勤によって、売りに出されることになり、
二年ぶりに売却とのお知らせと共に嬉しいことが。

最初に不動産屋さんに、築年数を知らせて見てもらうと、
上物は¥0で、土地だけの値段が近隣相場です・・・と。
そんな馬鹿なことが起こっているのは、ここ日本だけ。
2009年(平成21年)の住宅瑕疵担保保険の加入義務施行や
長期優良住宅の断熱等性能等級4施行直前の住まいですが、
アトリエMアーキテクツの標準仕様として、
構造計算もおこない、耐震等級2〜3の間(基準法1.25〜1.5倍)
断熱性能も3.5程度を満たしている設計はおこなっていました。

断熱性能4にならないのはやはりサッシ。
アルミ樹脂複合ペアガラスでしたから
現在のLow-E+金属皮膜はまだ無く、断熱性能が大きく違います。

何よりも地階がありますから、ボーリング調査も含めて、
鋼管杭施工などしっかりとした住まいとなっています。




それが¥0なんていう非常識な見解にビックリしましたが、
現在の省エネルギー住宅のように、
住まいの履歴がしっかりと数値がしている住まいで、
住宅性能評価書があると違うのは当然ですが、
そうした住まいに準じた設計をしていることを、
完了検査済証と共に、図面でしっかりと読み込むことを、
旧態然とした不動産屋さんには、もう少し勉強していただきたい所です。

住まい手さんは、その価値を踏まえて値段設定されておりましたが、
二年ぶりに、その価値を認められた方に購入されたようです。
全国を転勤して来られて、たくさんの住まいの住み替えと
住宅をみる機会が多く、
この住まいの素晴らしさに目をキラキラさせて(住まい手談)
惚れ込んでいただいたとのこと。




住まい手さんから、この住まいの設計者のことも
別名までしっかり伝えましたよと、
情報提供されているようです・苦笑。

これを機会に、ある程度メンテナンス点検や
更新をおこなっていきたいそうですが、
次の住まい手さんに引き継がれて行くこと、
そんな情報がもたらされること、
あらためて、建築家冥利に尽きるできごとでした。

ちなみに、土地代の倍が住まいのお値段、
つまり、土地建物込みで当初の見立ての3倍となりました。

住まいのどこからも緑を青空が望める風景はプライスレス。
是非、桜の中のバルコニーで寛いでください。

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2023年11月09日

初めて熱海をじっくりと満喫




子どもが小さかった頃は、
伊豆半島にもちょくちょく出掛けていましたが、
熱海市内は通過路。
仕事では、下多賀と伊豆高原で
それぞれ設計した住まいがありますが、
いずれの現場も静岡から車で行くことがほとんど。
そうすると熱海はいつも素通りするコース。

静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_4.html

熱海・下多賀の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html

今回初めて熱海で宿泊する機会があり、
ここを中心にゆっくりとする計画でした。




今回の目的一番は、隈研吾設計のCOEDA HOUSE
https://acao.jp/cafe-dining/coeda-house
最近の隈研吾設計で良く目にする細い木を組み上げていく建築。
やはりディテールやカーボンワイヤーで引っぱる仕組みを体感。
なかなかの力業の木組み構造ですが、それを軽やかに表現していて
気持ち良かったです。




ローズ&ハーブガーデンやイングリッシュガーデンなどが
20万坪の敷地に点在するACAO FORESTの中にあり、
入園料4,000円、駐車場1,000円(3,000円購入で半額)と
ちょっと躊躇するような値段設定ですが、
これだけの敷地を管理するには必要ですかね。
できれば、花のきれいな春先がお勧めでしょうか?
実際われわれを含めて、何組かは
チケットセンター横でちょっと相談中でした・苦笑。
さすがにこの値段では私のリピートは・・・もうないかなぁ。。。
https://acao.jp/forest

また今後は同じ隈研吾設計のドームテント型宿泊施設や高級ビラが
整備されるようで、これまた期待できます。
そうなると、また来るかも。。。

それにしても、負債100億円からの再生事業とは凄い。
https://signal.diamond.jp/articles/-/1640




もう一つの目玉は起運閣
https://www.city.atami.lg.jp/shisetsu/bunka/1002036/1002039.html

大正時代に別荘として建てられたのち、
増築されて旅館として生まれ変わり、
太宰治・志賀直哉・谷崎潤一郎・山本有三などの文豪に愛された
日本家屋に中国・欧州の装飾と様式が融合された、
独特の雰囲気を持つ大正浪漫建築でした。




最後は、熱海城と熱海トリックアート迷宮館。
ベタではありましたが、そびえ立つ姿に、
ちょっと立ち寄って見ましたが、こちらも展示がなかなか良かったです。
一度行けば十分ですが、一度は行かないと・苦笑。



特に、熱海トリックアート迷宮館は、すべてを写真に収めようとすると
相当の体力が必要です・笑
まさに、膝が笑うほどに体力を削られますので、ご覚悟を。。。




その疲れを癒やす宿泊先は、『あたみ石亭』
https://sekitei.co.jp/atami/

数寄屋造の宿泊室が石畳の間に点在するゆったりさと
露天風呂温泉と宿泊室にも温泉が引かれて、
Wで温泉を楽しめましたので、
消耗した体力も美味しい食事と共に復活できました。




たかが熱海、されど熱海。
まだまだ魅力満載の熱海でした。
翌日は平日の月曜日にもかかわらず多くの観光客、
そして、若者の多さにも驚きました。
今や熱海も東京から至近の観光地として
若者にも人気スポットなのですね。

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2023年11月04日

建築家・納賀雄嗣氏を偲ぶ会 at 納賀山荘(蓼科アトリエ)




久しぶりの納賀山荘(旧蓼科アトリエ)で師匠と再会……
一色建築設計事務所OBOG、住まい手、
企業関係、ご近所さんと共に、しばし昔話にはなをさかせる。

私が新入社員から四年がかりで自力建設した蓼科アトリエは、
建築とは何かを身体全体で向き合った建築人生の原点です。
その後、納賀氏のご自宅に改修転用され、
さらに、木工室やサウナ室と増改築を重ねて
自然の中にどっぷりと浸る生活へ入られました。

そして昨年の冬・突然旅立たれてあれから、もう一年。。。

ふと、建築家・納賀雄嗣氏の元で学んだ建築の
一端を振り返ってみました。
網羅し切れていない点はご容赦ください。

〇日本への2×4工法の導入技術の普及啓発
〇米国大使館、カナダ大使館と旧建設省との貿易摩擦橋渡し
〇日本初の2×4工法パネル工場の建設/大栄住宅
〇住宅都市整備公団、県住宅供給公社の2×4工法標準仕様書
および標準図集作成
〇住宅都市整備公団、県住宅供給公社、民間のタウンハウス普及や団地開発
〇木造三階建て住宅、木造三階建て共同住宅の実証建築と
建築基準法改正への道筋/サミットハウス,スーパーハウス
/三井物産,ABC開発,相模鉄道 ,三井ホーム,積水ハウス
〇日本初木造三階建て耐火建築物:朝日放送第四別館(ブリックハウス)
〇日本初RC集成材混構造建築物/大鹿振興中央研究所(オーシカ)
〇日本初米杉無垢材大規模建築物/ムラタ(住宅メーカー本社)
〇輸入住宅による米国施工システムの検証プロジェクト
/シアトルヴィレッジ,神戸市住宅供給公社
/旧建設省アクションプログラム,東急不動産仙台泉ビレジ
〇日米輸入住宅会社立上げとデベロッパーによる別荘開発
/三井物産,三井造船
/十里木高原・富士急行,セゾン八ヶ岳・西洋環境開発,
/那須高原・相模鉄道,喜連川林間住宅地・JR東日本
〇大規模木構造建築の技術的実証と普及
〇新木場木造化計画策定/営団地下鉄,新木場
〇住宅展示場設計とセンターハウスの木構造建築化
/ABC開発住宅展示場
〇建築家とハウスメーカーとのモデルハウス協業
/積水ハウス,三井ホーム,東急ホーム,トヨタホーム
〇新都市型ハウジングシステム/積水ハウス梁勝ちシステム開発
〇トヨタ自動車スチールハウス開発と中国合弁会社サポート
/トヨタ自動車,新日鉄,三菱商事
〇米杉、カナダ杉、ウェスタンレッドシダーの建築材使用・・・等々、




どれ一つとっても、当時の建築界では未知の領域なものばかりでしたが、
イェール大学、建築家ポールルドルフ事務所など
米国で建築を学ばれて、日本には一切のしがらみが
無かったからこそできたことと、常々仰っておられました。

それを先頭に立って切り開いた建築家・納賀雄嗣氏。
当時の建設省や建築業界からの強烈な圧力にもどこ吹く風、
ご自分の信念の元に進まれた結果の建築界への功績は計り知れません。

建築家・村野藤吾氏が米国に来られた時は案内役を務めながら、
村野さんをまったくご存じなくて、
日本から来た年配の建築家というごく普通の接し方から
そこが気に入られて、渡米のおりには案内役をご夫婦で勤められ、
帰国後に一色建築設計事務所にも、何回か訪れられて、
一色スタッフと囲んでお話しを伺ったことは、貴重な体験でした。

納賀さんの師匠・米国建築家ポールルドルフ氏も事務所に立ち寄られました。

最近になって知りました、新木場の高広木材さんとの対談記事は、
読んでいただければ、また納賀さんと出会うことができます。

建築家・納賀雄嗣 『レッドシダーの魅力を日本へ』
https://takahiro-mokuzai.co.jp/architect/353/




ここ納賀山荘(旧蓼科アトリエ)に来ると、
カラ松林の木々、蓼科ビーナスラインから山道、
そしてアトリエの基礎・外壁・屋根・サッシ・造作等々
建築を構成する環境、素材の隅々まで想い出溢れる場所。
一瞬にして、40年前に戻れる貴重な場所です。

そして建築引退後に出版された『無用の美』
木材製品の邪魔者である『節』を心から愛でた木工作品の数々。
コロナ禍となり、新木場での出版記念会が延期されてしまい、
そのままとなってしまったのが、返す返す心残りです。

久しぶりに師匠の机に座って、しばし。。。
私もまだまだ頑張らねばならないな・・・と
あらためて心に誓いました。

合掌




DJIドローンからみる蓼科アトリエ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202206article_3.html

建築師匠の蓼科アトリエへ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201207article_7.html

一色建築設計事務所・蓼科復活祭2009
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/200907article_18.html

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2023年10月31日

M3/M3Pro/M3MaxチップとM3Mac群にプロはいずこ




Mac関係の発表と噂されていた本日10/31アップルイベント。
予想通りの次世代AppleSiliconM3チップの発表と共に
MacBookPro14/16inchとiMac24inchの新モデル。
い、いや、それだけなんですか?!
https://www.apple.com/jp/macbook-pro/
https://www.apple.com/jp/imac/




iMac27inchがディスコンされてからもう一年、
Mac Proは別格として、一般プロ向きはMac Studioのみ。
一体型ではないためStudio Displayも併せて買ってねって感じ。
私の業務機は、2017iMac27inchと
AppleStudiodisplay23inchのマルチモニター環境
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_10.html

しかし現在の最新MacOS14 Sonomaには未対応となり、
首を長くして新型iMac27inchオーバーを待っているのですが、
今回のM3チップの発表があっても、その他はスルー。

もうデスクトップ一般プロ向きの製品は、後回し感が漂います。
来年のできるだけ早い時期での発表をお願いしますアップルさん。




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2023年10月27日

2023特別講義『雨のみちをデザインする』




5年前の2008年から始まった
建築計画Ⅰの授業に外部講師を招いての特別講義。
コロナ禍での中止もありましたが、
今年も無事、開催することができました。
本日の10/27の専門学校の授業は、
タニタハウジングウェア・谷田社長による講義です。
『雨のみちをデザインする』
http://www.tanita-hw.co.jp/




いつもお忙しい合間を縫って、
静岡に来ていただいております。
どうも、ありがとうございます。




・雨のみちデザイン・ウェブマガジン
建築家の様々な『雨のみち』試みをインタビューと共に読み解きます。
http://amenomichi.com/

・谷田社長のブログ
全国で活動されている谷田氏が垣間見られます。
https://www.tanita-hw.co.jp/amenomichi/




参考までに、以下は私の設計した住まいの解説ページリンクと
そこで使用したタニタハウジングウェアの樋と建物デザイン。
それぞれの住まいにとって機能上かつデザイン上、
密接な関係のある、必要な選択となっています。
それぞれに、使用した樋製品へのリンクが張ってありますので、
こちらも、この機会に見てください。




・静岡・島田の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202110/article_4.html
敷地内の18m大ケヤキからの落ち葉対策と
すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/






・静岡・島田の家/棟門。
旧宅の棟門の緑青吹き銅板屋根と桧構成材を再利用して、
タニタの銅製樋とくさり樋で新しい棟門を造ります。
Suscu軒とい(半丸) くさり樋
https://www.tanita-hw.co.jp/product/73/
https://www.tanita-hw.co.jp/product/24/



・多摩区・生田/小田急沿線の家。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
※こちらは残念ながらこの樋は廃番となってしまいました。




・静岡・国吉田/静岡市内を一望する家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201801/article_6.html
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
https://www.tanita-hw.co.jp/product/33/
ステンレス レクステンたてとい
https://www.tanita-hw.co.jp/product/35/




・熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201801/article_3.html
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウムたてとい(すべて共通)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/45/




・静岡・大谷/相模湾を望む家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_11.html
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/




・富士・吉原の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_7.html
深い軒先の先端をすとっ葉°ーで押さえ、
大きな入母屋屋根の大らかさを表現。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/




・静岡・国吉田の家2。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_8.html
・静岡・池田山の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_9.html
切り妻のシンプルな屋根に合ったシンプルな半丸樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/37/




・静岡・豊田の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_6.html
特徴的な軒裏の米松押し縁の軒先押さえを兼ねた箱型樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/38/
外壁材はガルバリウム スパンドレル ZiG
https://www.tanita-hw.co.jp/product/75/




・広島/呉・大之木ダイモモデルハウス・木香(このか)の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_10.html
シンボルツリーのために屋根に空いた開口部から「ensui」(鎖樋)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/96/

雨樋・すとっ葉°ーの雨水流入実験装置
https://www.youtube.com/watch?v=IMDiFdBF3Gw&feature=youtu.be



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2023年10月09日

広島市立牛田中学校『心の参観日』ようこそ先輩・感想文届く

IMG_2579.jpeg

先月の9月22日、
私のふるさと・広島の出身中学校である
広島市立牛田中学校『心の参観日』ようこそ先輩で、
在校生の皆さんへお話しをする機会がありました。

https://cms.edu.city.hiroshima.jp/weblog/index.php?id=j1028&type=1&column_id=1071456&category_id=4064

講演会は放送室から全教室へ配信されて、
その後、体育館での全校生徒さんからの質疑応答。
私も卒業式以来、50年振りの母校体育館に立ちましたが、
その全学年の生徒さんたち650名超からの感想文が届きました。

ずっしりとしたその重み、
皆さんそれぞれの想いのこもった感想文には、
一つ一つしっかりと、目を通させていただきます。
皆さんのキラキラした目とその想いに接することができて、
私にとっても大切な経験と想い出ができました。

私の中学校生活がそうであったように、
かけがえのない牛田中学校での素敵な学校生活に
あらためて、静岡よりエールを送ります。

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2023年09月29日

50年振りの母校体育館ステージに立つ

心の参観日㈪.jpeg
私のふるさと・広島の出身中学校である
広島市立牛田中学校『心の参観日』ようこそ先輩で、
在校生の皆さんへお話しをする機会がありました。
https://cms.edu.city.hiroshima.jp/weblog/index.php?id=j1028&type=1&column_id=1071456&category_id=4064

9月22日はまだまだ気温も高く、当日も29℃前後。
皆さんの体調を考えて、講演は放送室から
全教室へ配信しておこなわれました。

心の参観日㈰.jpeg
講演終了後に、全校生徒の皆さんが体育館へ移動して、
そろい終わった時を見計らって、
私が皆さんの拍手の中、ステージへ向かう段取り。

気恥ずかしいことこの上なかったですが、
温かい拍手の中、卒業式以来50年振り、
おそらく人生で一番大勢の拍手に包まれました。



そこで、生徒さんとの質疑応答おこなわれて、
楽しいひとときを過ごすことができました。
その後は、各教室に戻って感想文を書かれるそうで、
講演会を聞いての皆さんのビフォーアフター、
650名超えの感想を楽しみにしております。

終わったあとに、図書館へ伺って、司書の方と
パテーションとレイアウトについての相談を受けて、
通路側の本棚を少し斜めにして、人の動線の流れを
導き入れるようにしてみては?とアドバイス。
実際に動かしてみましたが・・・さて、どうだったでしょうか?




いただいた花束は、私の自宅の入口を今も彩っております。
この度は、長谷川洋校長先生をはじめ、
準備に携わっていただきました先生方には
お世話になりました。
本当に貴重な機会をいただきまして、
あらためまして御礼申し上げます。




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