2024年04月02日

愛犬クレアの誕生日・・・です。。。




昨年末の12月20日に天に旅立ちました愛犬クレア。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/501877702.html

今日はその11歳目を祝うはずでしたが、
今は天空で、アースと共に走り廻って、
私たちを見守ってくれているはずです。

静岡市から狂犬病予防注射の葉書が届き、
こちらへの報告も必要でしたね。

庭のヤマモミジも枯れ枝から一気に新緑となりました。

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2022年03月30日

旧宅棟門の再生・緑青銅板と桧架構材を受け継ぐ




旧宅の玄関前を見守っていた棟門が
三年ぶりに新しいデザインの中に蘇り帰ってきました。






このお住まいを訪れるたびに、竪格子の引き違い戸を開けて
水を打った飛び石を踏んで玄関へ。
そんな豊かな佇まいのアプローチを
新しい住まいでも継承したいと思い、
温故知新のデザインを考えました。






木造の掻き落としの壁は、
鉄筋コンクリート造の塗り壁へ、
木造架構が現しの銅板屋根は、
躯体はできるだけ軽く薄く見せるために
躯体の中に打ち込んだスチール角パイプと
それに溶接したリブ付きプレートで屋根の躯体を形成。




構造事務所に構造チェックをお願いして、
1800L×3200Lの屋根の風圧を考えて、
D13ダブル@100の配筋と重量級で、
屋根の大きさで厚300mmの耐圧盤と
厚300mm袖壁が、この躯体を支えていますが、
その全体はほぼ隠れているので、見た目は軽快。






そこに上下から静岡県産杉材Jパネルを挟み込んで
木造下地を作り、下端には、旧棟門の架構材である
桧の桁・平板・化粧垂木・木小舞を一旦解体して、
洗いと削り直して今度は水平に組み合わせ、
屋根は木造下地を作り、緑青銅板を再生して葺き直す。




二年前の解体工事で屋根毎保管してもらいましたが、
保管場所も二度移動しており、
相当に重いものですので、皆さんにご苦労をお掛けしました。






緑青銅板を一つ一つ番付をしてから外していきましたが、
元屋根が変形の寄棟でしたし、
新しい棟門の屋根は一回り大きいため、
打ち合わせの結果、寄棟の奥行き部分と軒先には、
真新しい銅板を追加して葺き上げましたが、
新旧の銅板の組み合わせが面白い表情を出しています。






樋は、タニタハウジングウェアさんの
スタンダード半丸の銅製を内吊りで、
そして趣のあるくさり樋を採用しました。




途中で外受けの樋金具が付いていたので、
工事をストップして、内吊りを取り直してもらいましたが、
打ち合わせしておりましたが、
もう頭が外受けでの刷り込み。
いや内吊りは無いでしょう・・・から、
すみません、ありました。。。という展開でした。

私は内吊りしか使用しませんが、
外受け金具の枠が出ないと、本当に樋は綺麗に見えます。

こうして、解体撤去から2年振りに
棟門が新しい住まいに再生されました。




棟門屋根、ガレージ屋根、母屋屋根が交差する部分は、
調整に苦労しただけあって、複雑な表情ながら、
それぞれの屋根が重なり合って、
その間に顔を出すアオダモ株立ちと
手前のヤマモミジ株立ちの緑が
玄関ポーチを覆いながら、
さらに良い雰囲気を創り出してくれるはずです。




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2022年03月11日

ビスが1本も見えないデッキ・階段




長い設計期間を経て現場に入った時に、
まず現場に伝えなければならないのは、
住まい手と共に積み上げてきた設計の想い。
それは図面に託すことになりますが、
契約図面としての実施設計だけでは
その積み重ねた情報を伝えることはできるはずもなく
現場監理に入ってからの詳細図や
基本設計時の図面を加えたりして、
役割と設計意図、その納まりを現場監督経由で棟梁に伝えます。




今回は、設計期間として二年半、
施工期間として一年超えの仕事ですので、
膨大な数の図面と議事録があります。
そんな日々の現場監理を通していると、
設計の想いが監督と棟梁と共有できるようになります。
週一回の現場定例ですが、
残りの5日間は、現場に託すことになります。
現在では、現場LINEでその場で起こったことへの
対処や指示を簡単におこなうことはできますが、
やはり、現場監督と棟梁の連携に負うところが多くなります。

これは中庭にあるデッキと階段ですが、
ご覧のようにビスが1本も見えない施工。
さすがに、ここまでの指示はしておりませんが、
想いが伝わるということは、こういうことだと思います。
私の住まいでも、通常はデッキビスを使用して留めますので、
この見せない施工は、よほどでないと指示はしません。

また、ビスを表に出さない施工方法は分かっていますが、
最後のデッキのみビスが出るという仕様です。
しかし、ここのデッキと階段は、
その最後に施工したであろう箇所にもビスが1本も出ていません。

さすがに、その種明かしを聞きましたが、
そ、そこまでやりますかという内容でした。
監督も、もう二度とやりません・・・と・苦笑。

私の設計の図面量では、どこの現場でも驚かれますが、
その想いが伝わるというとは、こういうことなんだなぁ・・・
とあらためて感じる共に、監督と棟梁に感謝です!!




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2017年06月05日

自邸庭木の大剪定は四年に一度

自邸庭剪定前 Before



自邸の庭はヤマモミジの株立ち4株を主体にして、
ハナミズキが加わる落葉樹が基本構成。
塀沿いには、常緑樹で実のなる木、ヤマモモ、クロガネモチ
東西の目隠し樹として、アラカシ(ドングリの木)とシラカシ。

最初にコブシも植えましたが、最初の半年持たず枯れてしまい、
枯れ補償で植えたのが、フサアカシア(ミモザ)。
しかし、これがズンズン延びてしまい12m超となり、
黄色い花を周辺にまき散らすため、
これでは、近隣にも迷惑が掛かるので、諦めて伐採。

自邸庭剪定後 After



もう18年も経ちますと、それぞれが大木となり、
雑木林のようになり、夏は天然の木陰で日除け、
冬は葉が落ちて、必要な日光を取り入れます。

しかし、やはり個人での剪定では限界があり、
四年に一度は、当初からの造園屋さんに頼んで、
大々的に剪定作業をおこないます。

自邸庭剪定前 Before



二人+一人補助で、丸一日がかり、
剪定後の枝の量は、2tトラック四台分ぐらいになりますが、
そこで活躍するのが、剪定収集車。
これは、ゴミ収集車そのもので、グワァ~ンと圧縮して、
大量の剪定残を取り込みます。



毎回、大きなスズメバチやアシナガバチの巣が出てきますが、
今回は夏前のため、それはありませんでしたが、
その代わりに、山鳩の巣とヒナが一匹。



庭にいつもやってくるつがいの山鳩で、
クレアとも仲良しですが、
いつもある巣・・・、これはもう空っぽでしたが、
今回は、それを再利用しての子育て真っ最中。

その部分の廻りのヤマモミジはそのままに、
巣立ちを見守ることにしましょう。
今回も、お世話になり、ありがとうございました。
また、四年後によろしくお願い致します。

自邸庭剪定後 After



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Posted by macchan24 at 07:21Comments(0)アトリエ生活庭の管理