2024年04月18日

築150年の古民家の構造補強と断熱改修・はじまり




平屋の古民家を構造補強と断熱改修して
住まいとして再生するプロジェクト。
大黒柱と小黒柱、いぶし出された黒光りする骨太骨組みですが、
屋根部分は、20年前くらいに瓦葺きへと葺き替えられていました。

住まいとしての再生計画の基本は、やはり構造補強と断熱改修ですが、
構造補強と共に断熱改修も手間がかかり、コストがかさむ工事です。

断熱改修については、全体予算との兼ね合いで色々と検討しました。
古民家の場合は、床下の土台交換や追加の束・土台・大引き、
そして既存根太掛け替えなど、当初の想定外の作業もあり、
非常に手間のかかる大工さんの人工工事。
信頼できる大工さんと共に、コストをいかに抑えるかが設計の課題となります。




施工者と検討した結果、今回の断熱改修施工には、
もう20年以上のお付き合いの
セルロースファイバー断熱施工のマツナガ。
https://www.ms-matsunaga.jp

そのためには、見積前に現地確認と着工後の躯体状況の再確認、
そして、下地準備の事前打ち合わせは欠かせません。

今回は、床下・外壁・天井裏とすべてセルロースファイバー施工としています。
その辺りはまた、次回に。

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2023年12月03日

しずおか木造塾2023 2024年1月講演会




今年で24年目を迎える静岡県建築士会主催『しずおか木造塾』
受講資格は、木造設計に興味のある方・建築士ということで、
プロ向けの全5回の有料講座。

毎回各方面の技術に長けた多彩な講師でおこなわれますが、
5年振りにはその一講座にご協力させていただきます。
来年2024年最初の講演会となりますが、
専門家への講座だけに、日頃の設計監理業務手法について、
参考になるような設計者目線でお話しができればと思います。

通称が通っているとはいえ、
まずは、講師欄の紹介文から訂正を。。。苦笑




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2023年11月17日

アトリエMアーキテクツの仕事



〇Jパネルの住まい
静岡・国吉田の家2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_8.html
静岡・池田山の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_9.html
広島・呉 木香の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_10.html



〇屋内2台ガレージの住まい
静岡・大谷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_11.html
静岡・駿河台の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_9.html
静岡・国吉田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_6.html



〇旧宅を受け継ぐ住まい
静岡・島田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202204article_2.html
富士・吉原の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_7.html
静岡・豊田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_6.html
静岡・池田の家2
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_5.html
静岡・千代田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_4.html



〇風景と寄り添う住まいと別荘
熱海・下多賀の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html
沖縄・恩納村の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_5.html
静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_4.html



〇工夫を凝らしたコンパクトな住まい
静岡・大岩本町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201804article_2.html
浜松・曳馬の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_1.html
静岡・小鹿の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_3.html
静岡・城東町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_2.html
浜松・鴨江の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201803article_2.html



〇築200年の蔵改修
・築200年の蔵改修計画
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/498090351.html



〇ホテル保養所リノベーション
油谷湾温泉ホテル楊貴館・日本酒BAR『海と月』完成
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202104article_1.html
那須塩原・保養所リノベーション
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202003article_6.html



〇構造用集成材の住まい
池田の家 自邸兼アトリエ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_4.html
静岡・谷田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_11.html
静岡・中ノ郷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_1.html
浜松・大人見の家 バーンハウス
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_3.html



〇大改造!!劇的ビフォーアフター16年特番スペシャルあれこれ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202005article_1.html


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2023年08月02日

9/14(木)ふじのくに静岡優良住宅セミナーのお知らせ




久しぶりに地元静岡にて講演会をおこないます。

住まいの設計の中で、私が大切にしている家族の居場所、
それぞれのご家族の歴史を次世代に受け継ぐ住まいの考え方・
住まい感について、周辺環境との関係性を踏まえつつ、
素材とコスト、耐震性と省エネルギーなど
実例の住まいを元にして、お話しをさせていただきます。

ご興味がありましたら、お申し込みください。

・日 時  :9月14日木曜日 14:00〜16:00

・場 所  :TOTO静岡ショールーム
静岡市駿河区曲金7-1-6

・講演者:一級建築士事務所アトリエMアーキテクツ
代表 松永務

・講演内容:間で家族の居場所を考える
・・・次世代へ受け継ぐ住まい感

・問い合わせ先:ふじのくに静岡優良住宅の会
事務局・株式会社 山清片山
TEL/054-246-3111 FAX/054-248-5592

・お申し込み:ファックスにて以下の記名の元にお申し込みください。
   貴社名:
   御住所:
   連絡先:
   参加者名(複数可):

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2023年04月19日

大改造!!劇的ビフォーアフター石川邸リフォーム施工編5・浴室とウェスタンレッドシダー




石川邸は、築57年のごく普通の一軒家でしたが、
店舗併用住宅のカレー店舗スペースを取り入れるリフォーム。
飲食の仕事での毎日の仕込みや準備、買い出しなど
お店を切り盛りしていくのは本当に大変なことだと思います。



そんな身体の疲れを癒やすのは、
やはりゆっくりと入浴することではないでしょうか。
私の住まいでは、この浴室にもこだわりを持っていて、
真のリラクゼーション空間にするために、
設計を始めてから、住まいにユニットバスは使いません。





在来式という防水、左官、大工、設備の
各職人さん造作による浴室ですが、
そこに仕上げ材として使用する木材はウェスタンレッドシーダー。
もう少しコストをかけられる場合は米ヒバを使用します。
桧は浴室によく使われますが、
長年の内にどうしてもカビが発生するので避けています。





もちろん、毎日のメンテナンスをしっかりおこなえば問題ないのですが、
住まいの浴室というのは、なかなか掃除が行き届かないので、
そうした場合にもウェスタンレッドシーダーは安心です。

ここ5年ほどはハーフバス+ウェスタンレッドシーダーの組み合わせ。
ハーフバスは洗い場と浴槽が分割可能な一体の既製品で、
その上部の壁と天井は自由に設計できるというタイプで、
私はTOTO社のハーフバス08を気に入って使用しております。
https://jp.toto.com/products/bath/halfbath/



なお、壁と天井に木材を張る場合は、
下地の防湿・防水処理が大変重要となりますので、
以下のブログをご参照ください。
TOTOハーフバス・最後のオーバーヘッドシャワー
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202201article_2.html

〇2023.03.19大改造!!劇的ビフォーアフター『2階が傾いた家』リフォーム概要
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00193wb6q.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/498980224.html

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2023年04月13日

アイカ工業・内装用モイスNTを内装木材下地として使用する




今回の大改造!!劇的ビフォーアフターでも
壁・天井に素地張りとして使用した
アイカ工業・内装用モイスNT。

〇2023.03.19大改造!!劇的ビフォーアフター『2階が傾いた家』リフォーム概要
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00193wb6q.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/498980224.html



私の場合は、もう一つの使用方法があります。
それは無垢板を壁・天井材に張る下地材とすることです。
一般的な仕様では、石膏ボードを使用して
その上に木材を張りますが、その場合は石膏ボード越しに
長めのフィニッシュネイルで留め付けることになります。



これについては長期的な反りなどへの安全を考えて
木材下地部を合板に変えることもあるはず。
しかし、そうなるとその壁の防火性能がなくなります。
こうした場合には、モイスNTを下地に張ることで
防火性能を確保しつつモイスのもう一つの特性である
釘やビスの保持力があるため安全です。



もう一つはセントラル冷暖房システムを導入する時の
木板張りの下地部分にも使用します。
セントラル冷暖房システムの場合には
どうしても住まい全体が過乾燥になるため、
湿度センサーと加湿器システムを併用するのですが、
この場合は木板の裏側でも呼吸ができないと
反りの原因に繋がりやすくなります。





この下地にモイスNTを使用することで、
張り裏側でも木材が呼吸できるように考えています。
このように、様々な使い方が考えられるのが、
アイカ工業・モイスの優れた性能といえます。
https://moiss.jp/moiss-nt/

アイカ工業・モイスNT施工マニュアル
https://moiss.jp/catalog/pdf/moiss_NTmanual_1610.pdf




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2023年04月12日

大改造!!劇的ビフォーアフター石川邸リフォーム施工編4・モイスの呼吸する壁・天井



石川邸は、築57年のごく普通の一軒家でしたが、
店舗併用住宅のカレー店舗スペースを取り入れるため
住まいへのカレーの臭いと店舗での臭いの問題を
考える必要を感じました。

不燃材料と臭い対策、さらに工期への施工性の簡素化を考えると
その素材は、これまで使い慣れているモイス以外にありません。
https://moiss.jp/moiss-nt/



この計画がスタートしたのは、2021年でしたので、
これまでもお世話になっていた三菱商事建材担当者に連絡をして
既に相談を始めていました。
2022年には三菱商事建材が双日建材へと
会社がまるまる移行するということも経験しましたが、
担当者も状況も含めて、継続対応していただきました。

ただ2022年春に着工した当時は
モイスは受注停止の状況でしたが、
そこも半年前からの継続案件ということで、
双日建材さんとアイカ工業さんとの連携で
何とか確保していただきました。
本当に、その折りはありがとうございました。



私の場合のモイスNTの使用方法は素地張り素地仕上げが基本。
壁は9.5mm、天井は6mm
モイスは1枚辺り25kgの重量がありますので
天井には石膏ボードのように9.5mmではなく、
必ず6mmを使用してください。

アイカ工業・モイスNT施工マニュアル
https://moiss.jp/catalog/pdf/moiss_NTmanual_1610.pdf



また、洗面所や便所、今回は店舗客席の使用箇所には
専用の撥水剤モイスコートの塗布も必要です。
調湿機能を持つモイスですが、上記のように
常に湿気がある場所に素地で使用するとことはできません。



こうしたことを注意すれば、優れた調湿機能、吸着・消臭機能
防火性能、環境対応に加えたデザイン性を持っています。
また端材は細かく砕いて専用の調湿袋に入れて、
床下や天井裏に設置して調湿材となりますし、
さらに細かく砕いてプランターや土に混ぜると
保湿剤となり、そのまま分解して無くなりますので、
本当に最後まで優れた性能を発揮します。

建材としての価格は高めですが、
素地張り仕上げとすることで、仕上材が不要となり
工期も短縮できて、トータルとしてのコストパフォーマンスに
優れた建材といえます。



モイスを利用した大改造!!劇的ビフォーアフター物件はこちら

〇東京八丈島:内装材モイスを壁天井全面に使用しています。
※離島のため産廃として排出することがないので助かりました。
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/old/list/d00097wmlo.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201208article_2.html
〇沖縄波照間島:小屋裏の欄間に6mmを編んだりして使用しています。
※日本最南端離島ですが、端材の調湿袋を小屋裏へ入れて、
空気循環をサポートしています。
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00170dlfa.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201603article_9.html

〇山梨富士吉田:鉄筋コンクリート造のスケルトンインフィルリフォーム
※RC造の建物内部にもう一度木造の箱を創り出す
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00189nmkwr.html
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201908article_1.html

〇2023.03.19大改造!!劇的ビフォーアフター『2階が傾いた家』リフォーム概要
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00193wb6q.html

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2023年03月19日

大改造!! 劇的ビフォーアフター石川家・Special Thanks!



今回で物件14軒目、放映17回目の出演となりました。

番組HP石川家概要はこちらから。
https://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00193wb6q.html

三年前に地元静岡でポツンと一軒家と
大改造!! 劇的ビフォーアフター初コラボ番組を
担当して以来となりました。
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/202003article_9.html

また、ビフォーアフター工務店として、
魔裟斗さん・尼子インター渚さんとの協働作業は、
四年前に山梨富士吉田の物件でご一緒して以来。
・魔裟斗さん/元ISKA世界ウェルター級王者
・渚さん/尼神インター
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201904article_6.html



今回の物件が始まったのは、
一昨年の2021年6月、初めて現場を訪れました。
そこから、既存建物調査と図面作成、リフォーム案作成、
実施図面と見積からコスト検証、さらの修正図面と
2022年4月の解体着工までの間が約10ヶ月間は
めまぐるしい日々でした。
さらに、ウッドショックの影響もあり、
使用建材の再選定や納期確認等々。。。



設計には三年前から移行しているBIM設計を取り入れて、
図面の整合性や現場指示のビジュアル化などに
効果的に活用することができました。

また石川さんのお母様が広島ということで、
私のふるさとと亡くなりました母と重なる部分もあり、
今回のご家族のお話には、感情移入される部分も多々ありました。



この番組で紹介された工事費でおこなうためには、
テレビならでは、様々な関係者のご協力があればこそ。
今回は、以下の方々の誠心誠意なるご協力のお陰で
無事、石川家を蘇らせることができました。

田中工務店さんは、番組5回目のベテラン工務店でしたので、
色々な面で助けていただきました。
この場をお借りしまして、
あらためまして、御礼申し上げます。
皆さん、どうもありがとうございました。



田中工務店/田中泰秀社長,飯野康次(総監督)
担当大工/茂原弘昌(茂原総合企画),佐藤二三夫,酒井*
・電気工事:さんでんき/明森之宜, プログレス/菊原悦夫,加藤竜一
・給排水設備工事:ケーズリビング/倉田浩二,横尾忠
・解体工事:茂原総合企画
・仮設工事:ヨシヤマ工業・山本悦夫
・基礎工事:木村興業/木村雄一
・屋根板金ステンレス工事:光板金工業/黒澤好光
・家具建具工事:建松製作所/渡邉将之
・左官工事:菅原左官工業/菅原延弘
・塗装工事:中村塗装店/中村哲志
・ガス工事:サンエー/鈴木寧
・アルミサッシガラス:黒澤硝子建材/黒澤俊一
・サイン:高昇/翁捷,内田徹。



また以下の資材については、私の普段の仕事でもお世話になっている
各企業の方々には、格別のご協力をいただきました。
あらためて、御礼申し上げます。

・内装材モイス・モイスコート:双日建材・アイカ工業
/千葉賢一,成田一也
https://moiss.jp/moiss-nt/
モイス紹介-アトリエMアーキテクツ
https://moiss.jp/press/pdf/press026.pdf

・厨房機器:タニコー/土居弘明,BREED:木村和昭
https://www.tanico.co.jp
タニコー静岡営業所は、私のアトリエから徒歩1分!
いつか店舗の物件ではお世話になりたいなと思っておりましたので、
一番にお声をかけさせていただき、大変お世話になりました。
https://www.tanico.co.jp/network/

・Jパネル:丸天星工業/川村右介,森祥弘
http://marutenboshi.com
JPウォール
http://marutenboshi.com/jpwall.html

私の定番の静岡県産杉Jパネル、
今回は造作家具のパネルとして使用しました。



・TOTO:ハーフバス08,衛生機器一式
https://jp.toto.com/products/bath/halfbath/
私の最近の定番のハーフバスは
木材と組み合わせることで癒やしのお風呂となります。

・ウェスタンレッドシーダー:高広木材/渡辺幹夫
https://takahiro-mokuzai.co.jp
東京時代から35年来お世話になっている新木場の高広木材さん
ウェスタンレッドシーダーといえばここ一択です。
水回りを初め、外壁にもうってつけの樹種となります。
https://takahiro-mokuzai.co.jp/redceder/

・玉紙撥水和紙:丸和/塙仁之
https://www.tamagami.jp/tamagami
25年来、和室にはこの玉紙を使用しております。
今回は、各種の端材を提供していただき、
お母さんの寝室の押入扉に使用しました。

そして忘れてはならない、番組の制作担当者の方々。
今回も大変、お世話になりました。
どうもありがとうございました。

・高橋総合演出
・桒山朝日放送東京制作主任
・大橋朝日放送東京制作主任
・あお/青山社長兼プロデューザー
・古賀プロデューザー
・大本プロデューサー
・武川プロデューザー
・酒井ディレクター
・柳下ディレクター
・伊藤アシスタントディレクター
・映像担当:池田屋
 カメラマン/山田洋和,安達良,千葉弦毅
  VE/楠部達也,善方光一,横田満洋,熊倉智大
  アシスタント/菅原加純美,有友碧
  
皆さん、大変ご苦労様でした。
そして、ありがとうございました!



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2023年02月06日

アトリエMアーキテクツの仕事・構造用集成材の住まい



池田の家 自邸兼アトリエ
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_4.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:事務所併用住宅(専用住宅+アトリエ)
・敷地面積:361.34m2
・延べ面積:189.55m2
・2階建て
・竣工:1996年3月
・構造:集成材軸組工法+枠組壁工法
・施工:久保田建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151736144725137075179.jpg
静岡・谷田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_11.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:231.71m2
・延べ面積:131.68m2
・2階建て
・竣工:2002年3月
・構造:集成材軸組工法+枠組壁工法
・施工:大隆木内工務店

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151753503069108134177.jpg
静岡・中ノ郷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_1.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:232.74m2
・延べ面積:164.50m2
・2階建て
・竣工:2001年8月
・構造:集成材軸組工法+枠組壁工法
・施工:大隆木内工務店

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151813711177552884178.jpg
浜松・大人見の家 バーンハウス
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201802article_3.html
・所在地:静岡県浜松市
・主要用途:モデルハウス
・敷地面積:243.27m2
・延べ面積:119.75m2
・2階建て
・竣工:2001年2月
・構造:集成材軸組工法+枠組壁工法
・施工:常盤工業

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2023年02月04日

アトリエMアーキテクツの仕事・屋内2台ガレージの住まい



静岡・大谷の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_11.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:396.60m2
・延べ面積:300.25m2
・地下1階2階建て
・竣工:2009年12月
・構造:鉄筋コンクリート造+枠組壁工法
・施工:久保田建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151658060905215521178_1.jpg
静岡・駿河台の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_9.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:323.82m2
・延べ面積:155.45m2
・2階建て
・竣工:2002年11月
・構造:枠組壁工法+集成材軸組工法
・施工:古池工務店

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151580414812050366178_1.jpg
静岡・国吉田の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_6.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:396.81m2
・延べ面積:314.88m2
・地下1階2階建て
・竣工:2003年1月
・構造:鉄筋コンクリート造+枠組壁工法+集成材軸組工法
・施工:大隆木内工務店

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2023年01月22日

アトリエMアーキテクツの仕事・風景と寄り添う住まいと別荘



熱海・下多賀の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201801article_3.html
・所在地:静岡県熱海市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:230.28m2
・延べ面積:139.85m2
・地下1階2階建て
・竣工:2005年12月
・構造:鉄筋コンクリート造+枠組壁工法
・施工:大同工業

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/151317012645668032180_2.jpg
沖縄・恩納村の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_5.html
・所在地:沖縄県恩納村
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:403.56m2
・延べ面積:153.66m2
・地下1階地上2階建て
・竣工:2015年8月
・構造:壁式鉄筋コンクリート造
・施工:大興建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/阪田邸.jpeg
静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201712article_4.html
静岡・伊豆高原の別荘
・所在地:静岡県伊豆市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:1493.51m2
・延べ面積:129.18m2
・竣工:2016年5月
・構造:枠組壁工法
・施工:大同工業

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2023年01月20日

アトリエMアーキテクツの仕事・工夫を凝らしたコンパクトな住まい



静岡・大岩本町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201804article_2.html
・所在地:静岡県静岡市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:77.36m2
・延べ面積:71.36m2
・2階建て
・竣工:2010年5月
・構造:枠組壁工法
(信州材赤松/唐松使用国産材枠組壁躯体)
・施工:久保田建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/152531538399771252180.jpg
浜松・曳馬の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_1.html
・所在地:浜松市曳馬
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:90.96 m2
・延べ面積:79.54 m2
・2階建て
・竣工:2011年6月
・構造:枠組壁工法
  (信州材桧使用国産材枠組壁躯体)
・施工:常盤工業

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/152706860594163020177_1.jpg
静岡・小鹿の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_3.html
・所在地:静岡市小鹿
・主要用途:専用住宅
・敷地面積: 96.60 m2
・延べ面積:116.81 m2
・2階建て
・竣工:2004年3月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/152619998345453480178.jpg
静岡・城東町の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201805article_2.html
・所在地:静岡市城東町
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:113.09 m2
・延べ面積:94.70 m2
・2階建て
・竣工:2004年9月
・構造:枠組壁工法
・施工:久保田建設

https://img02.eshizuoka.jp/usr/a/t/e/ateliermarchitects/152029846523641923180.jpg
浜松・鴨江の家
https://atelier-m-architects.seesaa.net/article/201803article_2.html
・所在地:静岡県浜松市
・主要用途:専用住宅
・敷地面積:167.92m2
・延べ面積:98.39m2
・2階建て
・竣工:2009年4月
・構造:枠組壁工法
・施工:常盤工業

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2022年06月22日

鎌倉FM・シーサイドカフェ828・6/29番組出演のお知らせ




鎌倉FM82.8Mzの番組
シーサイドカフェ828のスペシャルプログラムに
6/29(水)17時〜19時の2時間ゲストとして出演いたします!
https://www.kamakurafm.co.jp/index.html
https://www.kamakurafm.co.jp/bangumi_monday.html

番組ナビゲーターは、稲垣沙織さん。
いつもSNS上でお世話になっておりますが、
昨年夏の出演に続いて、今回もお声をかけいただきました。
どうもありがとうございました。
住まいのお話しと、視聴者質問応答などをおこなう予定です。

昨年の8/30も2時間スペシャルに出演しましたが、
神奈川県も静岡県も緊急事態宣言発出中となり、
アトリエにてZOOMにて収録をおこない、
当日は録音にての出演となりました。

今回は、鎌倉FMの長谷スタジオでの生放送出演となります。
久しぶりの鎌倉ですので、旧知の方を訪ねたり
自治体他関係各所への許可申請を取得した
海岸でのドローン撮影など色々と楽しみにしております。

番組の方はリアルタイムにて、
以下のサイトで聴くことができますが、
後追いはできませんので、
もしお時間がありましたら、ご視聴ください。

鎌倉FMの下記サイトから、右欄にあります
【今すぐ聴く!】をクリックしますと、
JCBAインターネットサイマルラジオに飛びます。
←パソコンや携帯から全国で視聴可

鎌倉FM
https://www.kamakurafm.co.jp

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2022年05月13日

浜松・常盤工業/贅沢なくつろぎ・森の棲み家




大邸宅の設計というものは、
住まい手の個性が色濃く反映されますので、
建築スタイルはより広範なイメージが求められます。

・敷地面積:1685.68m2 (509.91坪)
・建築面積:336.98m2 (101.94坪)
・延べ面積:419.37m2 (126.84坪)

もう12年前に、浜松の常盤工業さんから依頼を受けて
大型宅地を分譲販売するためのイメージプランとして作成した
『贅沢なくつろぎ・森の棲み家』




大型宅地の斜面地という眺望立地ですが、
敷地内に3m近くの高低差があるため、
ここが設計するに当たってのポイントとなります。

道路側からは平屋のように見えますが、
浜松の眺望を取り込むように
敷地下段からは2階建てとなっています。




ランプウェイのある玄関と屋内2台ガレージから
住まいへアクセスして、EVと階段2箇所で
住まいの中を回遊できるようになっています。
ゲスト用のリビングと食堂、
家族用の吹抜暖炉のある広間とオープンキッチン
それに続く収納スペースとバックヤードコート
主寝室付属のマスターバスと
子供室用の家族バスなどなど。。。

外観のデザインは、いかようにでもできますが、
今回は重厚なレンガ張りの外壁に
シンプルな寄棟を架けた落ち着いた雰囲気となっています。
12年前の私の写真と共に・・・いかがでしょうか?

常盤工業さんのHPにて、12年振りに絶賛販売中です。。。

・所在地:静岡県浜松市浜北区染地台3丁目28番3
・価格:7,648.8万円
・建ぺい率/容積率:50%/100%
・建築条件付き:あり(施工:常盤工業)
※設計者は私でなくても自由です。

https://www.tokiwak.co.jp/tkw_estate/estate/detail/?id=63





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2022年04月11日

島田の住まいは住まい手の第二章へ




島田のこの敷地を初めて訪れたのは2017年の秋、
もう5年前となります。
季節は巡って、今は2022年の春。




点在する建物をどのように整理して、
築200年の蔵もどのようにしていくか。。。

住まい手の想いを整理しつつ、
どの段階で、どの工事を順番におこなうか、
というお話しをしつつ、旧宅の内部や蔵を拝見して、
私もどのようにして、この歴史を重ねて来た建物を
次世代へと受け継がれていくための一助ができるか、
試行錯誤をおこないながら、住まい手と共に
創り上げてきたプロジェクトでしたが、
先日の訪問で、すべての工事が完了しました。




一週間ぶりに訪れると、ここのところの暖かさで、
新緑が一気に芽吹き、芝生も青さが濃くなりました。
木材を多く使用していますので、
メンテナンスについての説明をしながら、
これからの春夏秋冬、朝夕の光や風の入り方、
南庭、中庭、西庭の木々の移り変わり、
日々新しい発見がこの住まいのそこかしこで、
住まい手を楽しませてくれると思います。




私にとっても、築200年の蔵の改修、
旧宅の住まいの植栽・木材・家財の再利用、
BIM設計の導入と、新しい試みをおこないながら、
また自分を育ててくれた住まいプロジェクトでした。
これからは、住まい手の第二章へと受け継がれていくますが、
引き続き、どうぞよろしくお願いします。




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2021年08月06日

セントラル冷暖房の性能にはダクトレイアウトが重要




現在の住まいでは、省エネルギー性能を上げて
住まいの快適さをパッシブに求めることは必須です。

また、高気密高断熱の性能を高めるばかりではなく、
外部サッシの遮熱・断熱の選択、
卓越風を考慮したウィンドゥキャッチャーとしての
開ける方向の選択、
さらに、屋根や庇による日射遮蔽等々、
住まいの建築計画として併せて考えるべき点が多々あります。

それらを考えながら住まいの体幹を構築しますが、
今回は、各室にエアコンという選択肢は当初からありませんでした。
さりとて、パッシブで賄うには大型過ぎる。

私の場合、アズビル(旧山武ハネウェル)社の
セントラル冷暖房システム開発に30年前の
立ち上げ時にコンサルタントとして関わった経緯もあり、
その秀逸の機械制御の省エネ性能に注目しており、
これまでも7軒に採用しており、
住まい手の満足度はとても高いです。

アズビル・きくばり
https://www.kikubari.com

現在では機器の性能や操作性能も上がっていますが、
それは、次の機会に。
アズビル・きくはりを導入するに当たって注意することは、
ダクトレイアウトを躯体計画の中で
しっかりと見極めておくことです。
これは、メーカーの平面図レイアウトが出た段階で、
設計側がその位置での梁や下がり壁、天井高などを
十分にチェックする必要があります。




枠組み壁工法の場合は、通常のパネルH=2450ではなく
ハイパネルH=2750として通常の天井高さ2400との
懐をダクトスペースとして確保する必要があります。
また、電気配線や第三種換気扇、レンジフードの
ダクト経路との干渉も注意が必要です。

こうしたことに併せてマグサの位置も開口部直上にするのか、
ハイパネル直上にするのか、
ダクトレイアウトに応じた変更が必要です。
枠組み壁工法でもパネル化は当たり前なので、
躯体決定時には、ダクトレイアウトとの
すり合わせが済んでいないと、
躯体後に大変な状況が発生することもありますので、
設計力が問われることになります。




これをセントラル冷暖房メーカーにチェックさせるのは
本末転倒なので、設計者の責任において、
フィードバックすることが必要というのが私の私見です。

やはり、居室のみならず、廊下や便所、洗面所ユーティリティが
均質な温度なる住まいの快適さは、
扉が少なくなるプランニングと併せて良い選択だと思います。

しかし、それにしても縁の下の力持ち、
ダクト本数が凄いことになっているなぁ。。。




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2021年08月03日

セルロースファイバー断熱先行施工箇所の選択




住宅の外周部の断熱材施工は、
屋根葺き、外部サッシ、透湿防水シート、通気胴縁などの
外部の雨処理が完了して、
さらに、軒裏や軒先の納まりなど
大工さんの外部下地が終わってから
内部に入ってくるタイミングと、
これと並行しておこなわれる内部の電気工事の
進捗状況に応じて、施工時期が決まります。




今回の住まいでは、屋根・外壁・サッシの処理が終わった段階で、
早めに第1回目のセルロースファイバー断熱先行施工が入ります。
これはセントラル冷暖房のダクト工事前に、
ダクトが集中する部分では、断熱材、気密フィルム、
構造用石膏ボード張りを先行しないと、
ダクト工事後は、工事がでない箇所が発生するためです。




断熱材の種類に関していえば、
一般的な高性能グラスウール断熱材ではなく、
セルロースファイバー吹き込み断熱材としているのは
躯体のスタッド間隔が通常の455ピッチではなく、
303ピッチということが影響しています。
これは片流れの水上側の壁の高さへの対応や
各所の壁強度アップを目的としていますが、
この辺りは構造計算の壁倍率だけではなく、
住まい全体のバランスと区画からの判断となっています。






スタッド(間柱)303ピッチでは、
通常のグラスウール系やロックウール系断熱材の用意が無いため
既製品では対応できないのが難点です。
そのためにセルロースファイバー吹き込み断熱を採用していますが、
製品性能としは、熱貫流率に性能差があります。
・高性能グラスウール断熱材の熱貫流率λ=0.034W/m K
・セルロースファイバー断熱材の熱貫流率λ=0.040W/m K
ただ、その代わり吹き込み施工のため
断熱材の充填がしっかりおこなえる点と
密度が約3倍あるので、
遮音性が格段に高くなるというメリットがあります。
・高性能グラスウール断熱材の密度度20kg/m2
・セルロースファイバー断熱材の密度60kg±5/m2

上下階の遮音対策や交通量など外部環境音に対しては
大変有効な手段となります。




熱貫流率が低いといっても、以下のように
必要十分な省エネルギー性能は確保されています。
・外皮平均熱貫流率:0.48 W / ㎡K
・平均日射取得率:ηAH 1.4 ηAC 1.7
・BEI:0.76

また、断熱材を先行しておこなうためには、
その部分の電気配線工事や換気扇ダクト貫通部なども
先行しておこなっておかなければならないので、
建築・電気・設備の各施工者間での
事前打ち合わせと準備をしっかりとおこなうことが必要です。




2階へのダクトスペースはいつも苦労しますが、
今回はダクトスペースとして目立たない外壁側に出し
その手前の壁には、施工用の開口部を設けて、
造作工事で塞ぐという手法でおこなっていますが、
ここも、断熱材+気密フィルム+石膏ボード張り
を先行しないと人すら入れなくなります。




今回の施工には、さぶちゃんが活躍してくれましたが、
昔会ったごろうちゃんは他の現場だそうです。
もう20年以上も活躍しているそうですが、
こうして名前を付けることで、
スタッフがより大切に可愛がってくれるとのことです。

株式会社マツナガ
https://www.ms-matsunaga.jp/business/insulation/




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2021年06月03日

住まいの省エネルギー性能を設計通り確保するために4




静鉄ホームズの技術力・パネル化による躯体工事のお話し。
https://www.shizutetsu-homes.co.jp

躯体を担当していただく静鉄ホームズさんとは、
昨年放映された静岡市内の黄金みどり茶園さんの
ポツンと一軒家と大改造!!劇的ビフォーアフターの
初コラボ物件も担当していただきました。




・ポツンと一軒家・大改造!! 劇的ビフォーアフター佐藤家・Special Thanks!
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202003/article_9.html
・静鉄ホームズ・劇的ビフォーアフター現場スタッフブログ
https://www.shizutetsu-homes.co.jp/staffblog/topics-10650/

今回の住まいは久しぶりの枠組み壁工法。
元々この工法が多かったのですが、
・静岡・伊豆高原の別荘
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_4.html




最近は、Jパネルを使った在来工法の落とし壁工法が
続いておりました。






・Jパネル住まいの設計施工ポイント
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201706/article_13.html
・Jパネル住まいの設計施工ポイント2
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201707/article_1.html
・Jパネル落とし込み構法商品住宅『木香の家』
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201707/article_2.html

在来工法に比べて、構造的特性から躯体の気密性を高めることが
容易な枠組み壁工法ですが、
そこは、施工精度が整っていることが前提です。
今は枠組み壁工法でもパネル化が当たり前ですが、
パネル工場での事前打ち合わせは、欠かせません。




本体工事は、富士の平和建設が担当しておりますが、
躯体工事は、私の住まいを数多く担当していただいている
静鉄ホームズ(旧片瀬建設)の大井川フレイミングセンターさんが
担当してくれました。

このJV施工は富士の住まいでもおこなわれたことがあり、
住まい見学をさせていただくと、
住まい手同士が知り合いという奇遇な縁もありました。
・富士 吉原の家
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_7.html



通常の住まいの約2棟分の規模があり、
ほぼ平屋建ての中に中庭と一部2階があり、
吹抜や折り上げ天井など、複雑な構造形式となっていて、
打ち合わせに際しては、模型をはじめ
先行して軸組図や軒先詳細図を描き、
静鉄ホームズ側でも、躯体の3D設計をおこなってもらいました。




この3D設計は、パネル製作機械とも連動するとのことで、
私のBIM設計のVectorworksarchitectに取り込んで、
より躯体の内容を確認することができました。






また建て方の前に、床下の設備配管工事が完成していますので、
その床から立ち上がっている給排水冷媒ドレイン配管も、
きっちりと必要なパネル下枠に穴を空けて納めてくれます。
ドリルで穴を空ける時も袋を併用して木くずが落ちないように、
その都度周囲の清掃は適宜おこなわれますが、
不要なゴミを出さない配慮ですね。





いつもながらのパネル施工精度ですが、
いつも感心するのが屋根パネルの施工。
片流れ屋根の谷部、その中から少し立ち上がった片流れ、
片流れと切妻への架構形式の切り替えなど、
難しい取り合いも、難なく立ち上がってきます。








この辺りは、躯体架構の打ち合わせを重ねてきましたので、
安心して現場監理をしていられます。
建て方中は、一日中足場の上や現場に張り付いて、
躯体状況を確認するのが、いつもの私の流儀となっています。




今回の建物は、壁量計算上に南棟、北棟の2つの建物として
計算されていて、南棟に接続する2台ガレージも含めて、
それぞれ3区画が構造成立する構成となっています。



ガレージは、母屋の建て方時のレッカー据付場所となるため、
母屋建て方終了後に、ガレージベタ基礎施工、
ガレージ建て方と二段階方式となっています。





スパン6.3mをとばすのは、オーシカさんの木質Ⅰビーム
TJI(ティージェイアイ)と側根太・端根太・転び止めに、
LSL(ティンバーストランド)を使用しています。
http://www.oshika.co.jp/business/reserve/ew_tji.html






こうして2回に分けて40日の間におこなわれた建て方は、
母屋が床土台から屋根までがレッカーで6日間、
ガレージの建て方ユニックで3日間で完成しました。
それぞれの屋根架構最終日には、
ルーフィング施工も追っかけで入って、
建て方完了と同時に、ひとまずの雨仕舞いが
完成するので、その後の雨の心配もありません。




今年は、早めの梅雨入りとなりましたので、
ガレージの建て方は梅雨中でしたので、
天候をにらみながら、中断して施工日を調整しましたが、
大井川フレイミングセンターさんの他の建て方との
タイミングを調整して、無事完了しました。
今回もお世話になり、ありがとうございました。




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2021年05月15日

住まいの省エネルギー性能を設計通り確保するために3




基礎工事着工前におこなう詳細設計のお話しの続き。

3. 外部給排水雨水経路の確定と雨樋竪樋位置
4. 基礎下給排水衛生ガス冷暖房配管位置

今回の構造は枠組み壁工法ですが、
パネル化でおこなうため、2日間で一気に屋根までできあがります。
その前段として床工事がおこなわれるわけですが、
その時には、すべての基礎下配管を終えておきます。

また、建て方をおこなうためには、
先に外部足場を先行設置する必要がありますが、
その前に、外部および内部の配管工事を終えておくということです。




なぜかと言いますと、外部足場を設置してしまうと、
今度その足場を外す時は、屋根や外壁が終わったあと、
つまり、住まいの竣工が近い時期となります。
当然、竪樋の設置や基礎の巾木の仕上げも終わっているので、
その傍で土を掘り起こして配管工事をおこなうと
汚れや傷の元となりますし、何よりも、
竣工間際のバタバタした状況での外部工事は、
外構だけにしておきたいところです。






しかし、これらは副次的なことですが、
主たる目的は、床下の断熱性能を設計通りに確保するためです。
今回の住まいの省エネルギー性能は、
・外皮平均熱貫流率:0.48 W / ㎡K
・平均日射取得率:ηAH 1.4 ηAC 1.7
・BEI:0.76
という平屋主体の不利な条件にも関わらず、
高断熱性能を有しています。

そのため、床断熱材ネオマフォーム厚80mm、
床構造用合板厚28mm。
これに対して、床下配管の立ち上がりを
最小限の欠き込みでおこなうためには、
事前に床下配管を所定の位置の床上に出しておき、
床下施工時にピンポイントのみの開口処理で
納めることが必須となります。








そうでないと、80mmの断熱材を後から穴掛けとなると
その周囲の断熱材までも欠損することとなります。
よく、あとで現場発泡ウレタンを充填するから大丈夫という
話を聞きますが、これを完璧することは、難しいですし、
その確認を目視するためには、床下に潜ってすべて点検することになり、
これは不明瞭であり、性能を担保できることになりません。
第一、そんな床下で作業すること自体が無駄な労力です。




床の構造用合板厚28も含めれば
108mmの穴開けとなりますから、
あらかじめ床上までの先行配管をして、
床設置時に、最小限の穴開けで断熱材・合板をカットして、
さらにそれでもすき間の多い箇所には、
現場発泡ウレタンで充填する。
こうして、やっと上記の断熱性能を有した床を確保することができます。

設計上の性能をいかに現場で達成することができるか、
これは、設計者の現場監理技量に掛かっているわけです。
もちろん、建築施工者、設備業者、電気業者の各職方さんとの
事前打ち合わせや連携は、言うまでもありません。
綺麗に仕上がった床下・・・、
見えないところこそ、綺麗に仕上げる・・・
まさに、スティーブジョブズの精神ですね。




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2021年05月10日

住まいの省エネルギー性能を設計通り確保するために2




基礎工事着工前におこなう詳細設計のお話しの続き。

2. 基礎パッキン、気密パッキン位置

2.の基礎パッキンですが、現在の住まいの仕様では
昔のように基礎に換気口を設けることはありません。
すべての土台下に基礎パッキンという通気パッキンを入れて
浮かすことで、土台と基礎コンクリートが接することがなく、
乾燥が確保されると共に、土台下が通気口となっています。
基礎換気口が無いということは、基礎強化にも繋がります。



外周部は連続したロングタイプを使用して、
内部は、ブロックタイプを使用します。

注意する点は、玄関や勝手口、浴室の土間部分のように
基礎部分が内部に出てくるところ。
土間が下がることで、内部となりますので、
ここから空気が入ると困りますね。

このため、その部分には気密パッキンという
通気ができない構造のパッキンを使用します。
これを取り違える外気が土間部分に流入することになります。
あまり間違えることは無い箇所ではありますが、
確認することは重要です。



写真の右側が浴室廻りの気密パッキン、
左側が床下通気用の基礎パッキンです。

今回の床組仕様は、
桧集成材の土台・大引きと鋼製束の構成で、
材種が桧材のため、床下の防蟻処理を不要としています。




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