2009年05月23日

静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。

静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。



もうGW前のお話しですが、
パネル工場から延べ2tトラックで20台、
35tクレーンを設置して、
8人の職人さんを動員して、
6日間で無事躯体工事が上がりました。

その辺りのお話しを少しずつ。

まず、基礎工事が終わってから、
床下の設備配管を先行して行います。

パネル化は、基礎パッキン、土台敷き、床根太
断熱材入れと連続する工事ですので、
設備配管は、その前におこなう必要があります。

静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。



このため、その段階で床下の給排水、ガス、冷暖房の
床上への突き出し位置を図面にて指示します。

こうすることで、床下にもぐって
配管調整したりする手間をほぼ省くことができ、
結果的に、コストダウンが図れます。

最終立ち上げ位置は、床根太に留めるため、
この部分のみ、並行して工事をおこないます。

そうして、床下の全周を通気する基礎パッキン、
大引きと束、床根太が設備配管と
ピッタリ息のあった工事がおこなわれます。

静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。



床下の断熱材は、今回60mmという仕様なので
カットするにも、設置するにも一苦労ですが、
配管が全て終わっているということで、
配管周囲も丁寧な断熱材施工がおこなえます。


静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。



こうしたことも、パネル化によるメリット。
後配管では、断熱材をむやみ見切り取って
設備工事をしなければならないので、
このように、ピッタリとはいきません。

最終的には、職人さんが、
どう集中して作業ができるかどうかというわけです。

また、こういう丁寧な仕事が、
住まいの性能を設計通りに上げるのです。


静岡物語・躯体工事プロセス/1階床根太施工。



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Posted by macchan24 at 07:00│Comments(0)住まい設計
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