2009年06月30日

わが建築人生の原点・自力建設/蓼科アトリエ。

先月の信州訪問の最後は、蓼科にあります
元一色建築設計事務所の蓼科アトリエ。
今は、私の師匠・・・、いやボスであります
建築家・納賀雄嗣氏のお住まい






10年ぶりに訪れたアトリエは、当時のままの佇まい。
これには、納賀さん自ら腕をふるわれた、
多大な努力の賜物といえます。

このアトリエが竣工したのは1984年。
建設開始は、その4年前の1981年。
デッキを入れた総面積は100坪に及ぶこの建物、

その大部分が、一色建築設計事務所スタッフによる自力建設
・・・・・って、信じられますか?


当時、私の新入社員の年から始まった建設。
当然のことながら、格好の修行の場として
現場建設の最前線へ、通称蓼科送り(笑)
当然、設計事務所としての過酷な仕事をしながら、
4人ひと組交代で、火曜日から金曜日まで蓼科にて、肉体労働。

図面だけじゃない、材料の重さ、木の性質、
そのすべてを体で感じる作業となります。
木材が、乾燥材か未乾燥材かでどれだけ重さが違うか?
コンクリートをバケツで持ち上げるには、どれくらいの量?
鉄筋の溶接では、目が焼ける?
無料の木材は木場から提供していただくが、
但し、はね材(製品にならない反った材)からの選別。
まるで、工務店での修行のごとく
建築の原点を体に刻み込まされました。






最初は、電気・ガス・水道のない山奥。
建設地そばの比較的平坦な笹林に、
工務店さんから無償で譲り受けた8畳一間のプレハブ小屋。

朝は、川へ水を汲みにって、湯を沸かす。
昼は、30分ほど早めに現場から戻り、昼食の準備。
夜は、日が沈む前に夕食の準備を終えて
山を下りて温泉へ。
それから帰って、ろうそくの明かりで闇鍋状態での夕食。
トイレは、スコップ片手に藪の中(苦笑)

いや、現場小屋に電気が通じたときは、
みんなで歓声を上げましたよ。
いったい、いつの時代のこと・・・、1981年です(爆)


1年目は、基礎工事のみ。
2年目は、躯体、屋根工事まで(窓は無し)
3年目は、木製サッシ、外壁工事。
4年目は、設備工事で完成へ。
全スタッフ延べ986人工、
協力工務店、メーカー延べ107人工、合計1093人工。






なんとも凄まじいエネルギーが集約して、
4年の歳月を経て完成したこの蓼科アトリエ。
間違いなく、私の建築人生の根っこ、
わが分身のような蓼科アトリエでございます。


建築とは、一人の力でできるのではなくて
様々な人々が携わりながら、
一色(ひといろ)に染まって、創り出していく。


来月、一色建築設計事務所・歴代OB100余名のうち、
70名ほどが、この地に20数年ぶりに集結いたします。

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Posted by macchan24 at 03:19Comments(0)住まい設計

2009年06月28日

本日より解体開始・・・。





某物語も、本日よりいよいよ解体撮影開始・・・。
徹夜明けというのもなぁ…>_<…
気になるウィンブルドンもパソコン画面の隅で(笑)

今回は、余りほこりが立たないようにという方針ですが、
ホントかしら???
しかし実際では、それが基本ですからね。
私自ら、壊すというのはいつもの通り(苦笑)

プランも何とか決まり、
構造計画は、あと1点の補強方法を
構造事務所のS氏と検討中。

ベタ基礎と新設基礎、そして○○○○補強。
さすがに、ここでネタばらしはできません(笑)


しかし、全体設計はいつもより遅れ気味。
ギリギリでの飛行が当分続きそうです。
丸の内物語も今週より、いよいよC工事(テナント工事)へ。
静岡物語も造作工事真っ最中で、
静岡物語2は、基本設計・・・・・。


書き並べるだけで、テンパってしまいますが、
建築人生では、いつものこと、
それぞれの建て主の豊かな住まいと笑顔のために、
力の入れどころ、頑張りましょう。


お約束のモザイク写真でございますm(_ _)m

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Posted by macchan24 at 04:44Comments(0)リフォーム設計

2009年06月26日

静岡物語・屋根から樋を消すデザインの挑戦。





静岡物語で挑戦したのは、樋を消すデザイン。
といっても、内樋にするわけでもなく、
もちろん、樋自体を無くしちゃうわけでもありません。

樋はあるのに、樋が見えない・・・・・。
なにやら、禅問答のようですが、
樋を屋根の先端の一部のように扱えば、
余り目立たないんじゃないかと考えた次第です。


静岡物語は落ち着いた外観の緩い勾配(3.5寸)の寄せ棟。
当然、屋根は余り見えません。
しっかり見えるのは、軒裏。
米松縁甲板を防火板下地の上に張っています。
これで、木を張っても防火処理は万全。






そして屋根の先端が軒裏まで、
クルリと回っているように納め、
そのまま、米松の軒裏になる。
こんな見え方をイメージして選択したのが、
いつも、ご贔屓のタニタハウジングウェアプレゼンツ、
すとっ葉°ー、またの名をユキノキ。
http://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid43.html

このカバー付きに樋は、落ち葉除けに持ってこい。
静岡物語の前面道路脇は、ちょうど山の側面で、
上から落ち葉が振ってくる地形ですので、
この落ち葉対策も必須。


そして、この落ち葉除けのカバーと、
それが屋根の先端に見えるように、
破風板は薄く、樋と同寸に近い寸法としています。





屋根は、ラファージュ社製のカレッセTF
これは、ガルバリウム鋼板を特殊ガラス繊維強化フッ素樹脂を
コーティング
した耐候性抜群の屋根材で、
その艶消しブラックがいい風合いを出しています。
http://www.lafarge-roofing.jp/products/caresse/caresse_tf/index.html

このラファージュ社、聞き慣れない名前ですが、
モニエル瓦を吸収した会社で、
世界46カ国、約12,000名を要する国際企業です。

また、今回は、専用オプションの廻し棟を使用して、
屋根の棟の部分が屋根包みで切れないで、
回り込むようなデザインとなっています。


屋根が葺き終わり、樋が設置され、
軒裏の米松縁甲板が張られた屋根先端廻り。
意図したとおり、樋が屋根と一体化して、
軒裏の米松へ切り替わっている様子がバッチリです。






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Posted by macchan24 at 04:30Comments(0)住まい設計

2009年06月25日

09ブログ授業/日本美の再発見・桂離宮。





八条宮初代智仁親王と二代智忠親王によって、
1615年頃から約40年を費やして
八条宮家の別荘として造られた桂離宮。


簡素にして、明快な建築と庭園は、
日本建築の不朽の名作として、来日したドイツの建築家
ブルーノ・タウトによって賞賛されました。


その書院の雁行した特徴的な配置計画は、
それぞれの部屋からの月見を考えたものといわれ、
高床式の構造は、桂川の氾濫に備えて、
床下の防湿と通水を考慮するなど、
実用性と美観が一体となっています。





また、その庭園の自然石・樹木・畳石などの配置に、
西欧手法の遠近法・見透線に影響を受け、
こちらも、明快なデザインの新しい
造園手法た取り入られています。

また、松琴亭の襖や床の間で使われている
青と白の市松模様
は、目にも鮮やかな配色で、
見る人に斬新で、かつ清新な印象を
与える空間となっています。





桂離宮の見学には、事前に
宮内庁HPで予約する必要があります。
皇居、京都御所、仙洞御所、修学院離宮も、
同様な措置がとられています。

桂離宮の全体・部分解説は、
下記のページにある施設案内ビデオからご覧ください。
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

***********************
<連絡事項・ブログ授業>
上記からビデオ映像で、桂離宮全体を解説を聞きながら、
巡って見ることができますので、
各々の感想コメントを記してください。
〆切りは6/28(日)
なお、大変好評を得ました罰ゲーム、
こちらも、よろしくお願いいたします(笑)
なお、コメントは建築日記のほうで、
ここじゃありませんよ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/
***********************

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Posted by macchan24 at 05:58Comments(0)建築風景

2009年06月24日

静岡物語・現場発泡ウレタン断熱材を試す。

屋根が葺き終わり、
外周部の透湿防水シートが張り終わり、
外部サッシが取り付けられますと、
静岡物語の内部の工事が本格化。


今回、断熱材に使用しておりますのは
ロックウールでしたが、
ここで、現場発泡断熱材を見て情報収集
http://ateliermarchitects.eshizuoka.jp/e301418.html





米松板の張られる軒裏には、既製品ではなく、
大工造作によるパンチングメタルの給気口、
屋根の棟換気口や下屋換気口と
断熱材の他、手間の掛かる屋根裏通気処理があるため、
屋根下全体に吹き付けて、
完全密着断熱化することで、
こうした通気処理を無くせるのでは、
と、相殺見積を工務店に依頼。

断熱材及び施工費、軒裏換気口に棟換気口の減額、
そして、現場発泡ウレタン施工の増額をみると
ちょっと高くなりますが、
圧倒的に施工期間が短くなるので
やってみようという判断が出ました。

もともとの屋根のロックウールは100mm+100mmの2枚重ね。
発泡ウレタンの熱伝導率を計算すると180mm相当と
薄することが可能となります。






2階の屋根下全面と1階の下屋下、
さらに、床暖房の下部も追加。

100倍に発泡するウレタンを吹き付けながら
一瞬にして約180mm以上の密着タイプの断熱層を形成。

あちらこちらに付着しますので、
写真のようにビニールで養生します。
今回の施工面積は、160m2もありますが、
これが朝から15:00頃には終了。
一瞬で構成される断熱層、
これで、天井からのむせ返るような現場の暑さがなくなり、
その後の工事への影響を考えると
その効果は絶大です。


屋根裏の天井面は下の水平面となるため、
突き付けっぱなしの状態ですが、
1階下屋は、勾配天井として使用するため、
タル木下にはみ出した余分な断熱材は
削ぎ落としておきます。






これを機会に、知り合いとなりましたフォーム断熱さん、
さっそく某物語でも、採用決定でございますm(_ _)m


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Posted by macchan24 at 06:17Comments(0)住まい設計

2009年06月23日

本日のRUN/'09.6.23・撮影順調?





<本日のRUN/'09.6.23>
・距 離:6.07 km
・時 間:33'50"
・ペース:5'34" /km
・カロリー:430 cal


前回のランから、はや一週間。
ここのところ、1週間が早すぎる・・・・・。
あれやこれやで現場が3つに、実施が2つ。
そのうち、二つが東京で、
その一つは現場と実施と撮影が
同時進行の某物語。

ラン曲線同様に山あり、山ありで、
テンパっております(苦笑)

順調なのは、撮影だけでしょう。
本日は引っ越しをおこない、来週から解体へ、
あ〜、スケッチ、詳細、現場指示、
構造計算も急いでもらわなきゃ・・・・・。

プロデューサーFさんに、ディレクターKさん,Sさん、
ABCのNさん、ENG撮影隊チーフのYさん、
お手柔らかにお願いいたしますm(_ _)m
ADのIくん、Mくん、フォローよろしく。

・1km/4'21"
・2km/5'59"
・3km/5'23"
・4km/6'01"
・5km/5'37"
・6km/5'11"


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Posted by macchan24 at 21:09Comments(0)本日のRUN

2009年06月23日

信州ソバ『ふるさとの草笛』

さて、信州にて馬肉は試しましたが、
もう一つは、はやり本場の信州蕎麦。


打ち合わせと工場見学のあと、
案内されたのが、『ふるさとの草笛』
http://kusabue.jp/index.html

早朝からの視察や松本からの移動で
お腹も、かなりの空きっ腹。
天ざる定食の大盛りをオーダーすると、
部長から、いやmacchanさん、無理無理(苦笑)、
中盛りでも、大変かも・・・といわれて、
あわてて、中盛りへ。






で、出てまいりましたのが、ご覧のような桶ざる。
そうですね、直径は22〜3cm、深さが15cmくらいはありますか。
それに、たっぷりの信州蕎麦(苦笑)

食べても、食べても、減りません(笑)
いや、それでも何とか完食しましたが、
美味しい蕎麦ですからね、充分堪能しました。

ちなみに、大盛りだとこれの1.5倍の桶らしい・・・・・(汗)

このお店には、信州そば切りの店という看板が。





これは、長野県内のそば店主や生産者が集まって
『信州そば産地表示推進協議会』をつくり、
独自の基準で、認定するらしい。
認定基準は、県内産そば粉のみを使用し、
つなぎは30%以下、全行程手作業と定義。


また、一般の審査員が1店につき3人、
事前連絡なしに抜き打ちで、
味や食感、だしの味、店の雰囲気の4項目を食味審査。


こだわりのお店で、もう、お腹パンパンで
美味しい信州蕎麦を堪能いたしました。

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Posted by macchan24 at 03:48Comments(0)グルメ・料理

2009年06月22日

信州唐松材による準不燃木材。





さて、信州の旅で訪れました上田第三木材さん。
その昔・・・、といってももう、30年前の話ですが
小県郡丸子町に小さな音楽ホール付き別荘を
設計したときに、施工でお世話になりました。

その時以来の訪問ですが、
以前の倉庫は火災で燃えてしまったとか。
その後、この地に移転したそうで、
その規模は、数倍にもなっておりました。

今回は、丸の内物語に使用する内装材
準不燃木材・唐松材を供給してもらいます。
http://www.dai3wood.co.jp/shohin/shohin1-kenzai/nanen/index.htm





円筒形の筒が2段となった注入タンク。
上部には、防火薬剤が入れられ、
下のタンクに木材を入れて、
まずは、自然浸透させます。


その後、圧力を徐々にかけながら4日間ほどかけて
薬剤を木の中に浸透させていきます。


こうして出来上がった木材を乾燥させ、
表面を再度プレーナーというカンナ掛けをおこない、
製品として出荷します。

ビルなどの内装制限のかかる部分には、
準不燃木材以上の材しか使用できません
が、
こうして化学処理をすることで、
木の質感をそのままに、燃えない木材となります。





これ、某物語にも採用することが決定。
またまた、よろしくお願いいたしますm(_ _)m


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Posted by macchan24 at 04:28Comments(0)リフォーム設計

2009年06月21日

ベトナム料理・Annam blue/名古屋。

先月(苦笑)、トヨタホームの全国販売店の
設計コンペの審査員として名古屋入り。


午後からの審査でしたが、
お昼前に本社に伺い、
もう15年来のお付き合いとなる
スチールハウス開発の室長と恒例の情報交換&会食。

昨今の経済状況の中での商品の方向性、
或いは型式認定の再取得など
様々な逆風をどう切り抜けていくのか、
大手も、民間同様に智恵と技術の絞りどころです。





情報交換のあとは、これまた恒例の会食。
今回は、ベトナム料理をチョイス。
本社近くのアンナンブルー(Annam blue)栄店で、
日替わりランチメニューの中から、
パパイヤと魚のココナッツカレー、1,400円。

http://www.yumeshin.com/sakae.html

独特のスパイスたれが並べられて、
まずは、匂いでお腹を刺激。





生春巻き、サラダ風和え物を
エビせんべいやタレに漬けていただきます。

私は、生春巻きには
あの甘酸っぱいピリ辛のタレが好み
ですが、
こうした複雑な味わいが楽しめます。
2つの生春巻きとサラダの陰に隠れた、
チマキもなかなか味わいです。





さて、メインのパパイヤと魚のココナッツカレー
適度な辛さに調整してあり、
つけ合わせの茄子と卵のトッピングも。
こちらも、同様に胃を刺激するスパイシー。

最後のベトナムコーヒーは、
客席で、少々ドリップ待ち。

こういう時間って、いいですね。

こちらも独特の酸味の味わいですが、
カフェオレ派の私は、ミルクたっぷり(笑)
さらに、タピオカのココナッツミルク
美味でありました。





懐かしいひととの1年振りの再会と会話。
そして、ベトナム料理で、良い時間を過ごしました。

充分堪能して、午後からの本業、
4時間に渡るプレゼン&審査へ・・・・・。

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Posted by macchan24 at 07:38Comments(0)グルメ・料理

2009年06月20日

羽黒トンボの故郷はわが庭。





ここのところ庭に住み着いております羽黒トンボ。
ゲリラ豪雨の跡も、相変わらず庭に2羽(苦笑)

不思議に思いつつも、
ふと、庭にあります水盤に目を留めると
何やら水草の先端に黒い物が・・・。
よ〜く見ると、ヤゴが羽化した跡のような・・・・、!!。






お、思い出しました。
里山から三男が捕ってきました羽黒トンボのヤゴ。
それを水盤へ移していたのを
すっかり忘れておりました。

ということは、このトンボにとっては、
この水盤が故郷。

どおりで居心地良さそうに、
庭に住み着いているわけですね。

一層、いとおしく感じる
羽黒macchanトンボくんです。





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Posted by macchan24 at 17:11Comments(0)静岡風景

2009年06月19日

『敷地を読む』・開口部が切り取る周辺風景。

引き渡されてそろそろ2ヶ月経つ浜松物語。
http://ateliermarchitects.eshizuoka.jp/d2009-04-30.html

道路が敷地より3mほど高く、
ちょっと不利な条件
でしたが、
敷地から周囲を見渡せば、
魅力的な風景を見つけることもできます。

遠方に見える緑の丘や桜並木。
すべて敷地から20m〜500m離れたところにある風景。

しかし、それらをどのように取り込むかを意識すれば、
おのずと窓の形状、高さも変わってきます。





遠方の丘の緑を楽しむ窓は横長で、
風景を見るはめ殺し窓と
通風用の辷り出し窓の組み合わせ

窓の高は、上端で1500mmほどの目線より下。
この横長窓は、外部に米松の庇を廻して、
外観のアクセントにしています。





道路が3m上がっている西側は、
道路から2階が見えるため、
最小限の風景のみを切り取る丸窓

ここから遠方の桜並木を望みます。





食卓脇の窓は、上部が引き違い窓、下部がはめ殺し窓
床の広がりが、そのまま外部のベランダへと伸びて
広がりを感じさせる開口部

その先には、土手沿いの桜並木を望む。





敷地を読む。
この大切なキーワードを意識しながら計画すると、
その敷地の良いところを最大限に活かした建物が、
四季折々の周辺環境と呼応してまいります。


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Posted by macchan24 at 03:00Comments(0)住まい設計

2009年06月18日

静岡物語・躯体工事プロセス/小屋組。

さて、土台・基礎パッキン施工から7日目、
躯体壁建て込みから4日目に、
小屋組の施工が始まりました。


これまでの壁(垂直)、床(水平)とは違って、
斜めの屋根をパネルとして施工します。
これは、かなりのノウハウが必要な工事。





静岡物語は3.5寸の緩やかな寄せ棟。
落ち着きのある屋根形状で、
素材やディテールでその存在感を演出。

しかしながら、1.5mのはね出し屋根部や
スパン5.46mの架構を受ける隅タル木受けトラス、
また、小屋裏収納を内包するなど、
寄せ棟といっても、随所に、特徴があります。


一番は大きなのは、410(89mm×235mm)構成による
隅タル木受けトラス
構造計算により、ボルトやガセットの釘ピッチなどが
細かく決められています。





寄せ棟の中の一番大きな屋根は方形。
7.28m×7.28mの方形屋根を中心にして、
寄せ棟が取り付きますが、
その頂部廻りのパネルの4辺は、まさに圧巻。
複雑な3次元加工のタル木が、ピタリ。

野地の構造用合板が貼られて、
トップライト設置と同時に、スタンバイしていた屋根屋さんが、
ひとまず雨が降っても大丈夫なように、
すぐに、ルーフィングが敷き込んでいいきます。





こうして、やっと静岡物語の外観が出現いたしました。
地下1階、地上2階建ての静岡物語、
着工して、5ヶ月目の出来事です。


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Posted by macchan24 at 02:10Comments(0)住まい設計

2009年06月17日

静岡物語・躯体工事プロセス/2階床・壁施工。





静岡物語の躯体工事の解説。
ちょっと、いや、だいぶ間が空きましたが、
その続きを。

1階の壁が終わりますと
その上に床パネルが運ばれて設置されます。

まるで、パズルのように埋め込まれていきます。
和室やバルコニー、勝手口など、
2階の標準床よりも-250mmの段差

結構複雑に絡み合っているのですが、
事前の打ち合わせの賜物、
スムーズにこれらの床が、設置されていきます。





床根太が敷き詰められると、
そこへ床の構造用合板が運び込まれて、
根太上に接着剤併用で
所定の釘CN65にて、合板外周部は@150、
内部は@200、耐力壁線の外周部は@100という
所定の釘ピッチで張り込まれていきます。






こうして2階に出来上がったプラットホーム(床)が、
現場フレーミングでは、作業床となります。
この床で、今度は2階の壁を製作して、
起こしていくわけですね。
これがプラットホーム工法と言われる所以です。


実際には、フラットな床となりますが、
フローリングと畳の段差解消や、
バルコニーの防水立ち上がりなど、
構造的に段差を処理して
おかなければならないところが多々あります。

この現場では、パネル化していますので、
1階と同じように、2階壁が建て込まれていくことになります。





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TREview
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Posted by macchan24 at 03:24Comments(0)住まい設計

2009年06月16日

本日のRUN/'09.6.16・庭の来訪者・羽黒トンボ。





<本日のRUN/'09.6.16>
・距 離:6.10 km
・時 間:33'16"
・ペース:5'27" /km
・カロリー:432 cal


梅雨のこの時期、
我が家の庭にやって参ります
常連さんの羽黒トンボ。
今年は、4匹もやって来て、
ヒラヒラと優雅な舞いを見せてくれております。

真っ黒い羽根に、濃銀緑色に輝く胴体。
なかなか素晴らしい自然の色合いです。





さて、梅雨入りとはいえ、雨がなかなか降らないこの頃。
これはこれで心配なことですが・・・、
と思っていたら、静岡市内はカミナリが
ピカピカゴロゴロで土砂降り・・・。

パソコンの電源が心配です。
いや、羽黒トンボは大丈夫か?

さて、ジョギングの方は
週3回のペースを守りたい・・・・・、
と思いつつの一週間ぶりのランでございます。

・1km/5'50"
・2km/6'07"
・3km/5'27"
・4km/6'23"
・5km/5'24"
・6km/4'54"


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Posted by macchan24 at 18:44Comments(0)本日のRUN

2009年06月16日

実物大ガンダム・お台場降臨。





ついに1/1等身大、18mのガンダムが、お台場に出現。
場所は、東京・お台場、潮風公園内の太陽の広場。
7/11〜8/31までの期間限定。

2016年の開催を目指す
東京・緑のオリンピックを応援するらしい。

機動戦士ガンダム放映30周年イベントで、
製作されてものですが、
さすがに本家本元、その精緻なディテールに圧倒。
これは、東京出張の折りに
是非、お台場に足を延ばさなければ・・・。





ライトや排気口からのスモークも再現されるので、
完全な完成ではありませんが、
いや、もう十分じゃありませんか。
それに、こうなるとザクも・・・・・と思うのは、私だけ?

いずれに、この完成度。
その任務が完了し、宇宙(そら)に上がったあとは、
どこに降臨するのだろうか???






※追記映像
マイミクさんが可動調整中の現場映像をアップしております。
頭部が動いている映像・・・、あっガンダムがカメラ目線。
それにしても、これだけ頭部が動くなんて、何たる精度。
これはたまりませんねぇ。



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Posted by macchan24 at 05:34Comments(0)建築風景

2009年06月15日

静岡物語・躯体工事プロセス/1階壁施工その2。

静岡物語の躯体工事の解説。
ちょっと、いや、だいぶ間が空きましたが、
その続きを。

1階の構造用合板を張り終わりますと
いよいよ、躯体パネルの設置開始。
いつも最初のパネルが設置される瞬間は、
感慨もひとしお。
この日のために、様々な職人さんと検討を重ね、
図面を描いたことが頭をよぎります。





すでに床下の配管が完了しておりますので、
壁内に立ち上がる給湯・給水やアンカーボルト
を設置する場合には、その配管の位置に、
その場で穴を空けて、
最小限の下枠の欠き込みでジャストフィット。


また、今回は地階ガレージの上に
直接躯体を乗せるというスラブオン仕様の部分。

こちらは、土台が無く直接下枠が乗るため、
その部分の下枠は2枚とし、
かつ、ACQ加圧処理材(防腐処理)を使用します。









防湿フィルムを介して乗せますが、
わずかな床下でも通気処理をおこなう方向を決め、
基礎パッキンで、通気処理も併用。
さらに、スタット(間柱)は@910に設置された
アンカーボルトにて、直接RC躯体に緊結。


こうして1階壁が施工されていきます。





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Posted by macchan24 at 03:08Comments(0)住まい設計

2009年06月14日

映画『ハゲタカ』 & ひと組・時代横町。

週末、図面を描きながら、
来週のスケジュールを調整・・・・・。
ン、今日しかないと思い立つやいなや、
上映時間をチェックし、
その30分後には、MOVIX清水のスクリーンの前(笑)

我ながら、即断でありました。





で、そうまでして見たかったのは、『ハゲタカ』
NHK土曜ドラマ・全6回が大反響を巻き起こし、
数々の賞を受賞、そして今回の映画化。
http://www.hagetaka-movie.jp/index.html

2時間の中に、話が収まるかどうか心配でしたが
息もつかせぬ情報戦のストーリー。
いや、あっという間の2時間でした。
企業買収の表と裏、そして駆け引き、
最後に待つ、起死回生の秘策・・・、想定内?想定外?


う〜ん、ファンには堪らない展開で、
何年かぶりで、男お一人様鑑賞でした(苦笑)

その夜には、静岡おやこ劇場の高学年例会
ひと組の時代横町シリーズを
あざれあホールで、こちらは家族全員。

http://www.k4.dion.ne.jp/~hitogumi/





赤松源五郎駐在日記と
地獄八景だぎゃの2本立て。
名古屋の舞台人6名により創造ユニットですが、
セットを使わないで、語りで構成するストーリー。


語りと表情、そして動きで表現されますが、
これが、なかなか想像力を働かせて、
見応えがありました。
私は、名古屋弁構成の地獄八景だぎゃが
やはり、面白い。

観劇三昧の週末でしたが、
明日は、都内某所で、
見る側から演じる側へ・・・・・(苦笑)
腐った躯体を買い・・・いや、換え叩く!!


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Posted by macchan24 at 19:04Comments(0)アトリエ生活

2009年06月13日

VOL.206 リフォームにおける空間活用術・収納と光編。





建築家・松永務のひとりごとに
VOL.206 リフォームにおける空間活用術・収納と光編。

をアップしました。

リフォームにおける洗面・便所への収納確保の活用事例
/収納空間と光を同時に取り込んだ水回りのご紹介です。


http://www.ts-homes.jp/forest/2009/hitorigoto20090613030638.html





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Posted by macchan24 at 03:46Comments(0)リフォーム設計

2009年06月10日

新幹線の友・ヒレカツ&エビカツサンド。

東京出張は、何かと体力を消耗しますが、
夕方の新幹線で、静岡に帰宅後食事という場合、
ちょっと車内で小腹を満たしたい(笑)





この要望に見事にこたえてくれるのが、
東京駅地下のグランスタにあります
箸で切れるやわらかなとんかつで有名な『まい泉』。

言わずと知れた芸能人に人気のロケ弁御用達。
http://mai-sen.com/menu/lunch.html

ご覧のような一口サイズの
ヒレカツサンドが3個で税込み388円也。
最近は、エビカツサンドも増えて、
こちらは、税込み420円也。






どちらも、しっとりとしたパンに
甘めのソースを染み込ませたヒレカツ&エビカツ。
肉厚があり、見た目通りのボリューム感で、
かつ、しっかりとした肉とエビの味を堪能できます。


最近の帰静新幹線のお供でございます。
あっ、これは自前のロケ弁か??(苦笑)

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Posted by macchan24 at 03:33Comments(0)グルメ・料理

2009年06月09日

本日のRUN/'09.6.9・梅雨入り。





<本日のRUN/'09.6.9>

・距 離:6.05 km
・時 間:32'59"
・ペース:5'27" /km
・カロリー:429 cal


九州から東海地方にかけて、一気に梅雨入り。
ジョギングには、なかなか厳しい季節の到来です。
早朝の降雨前に走りきる、
或いは、予想に反して雨が降り、
びしょ濡れにと、例年のこの時期、様々な模様でが、
iPod+Nikeだけは、雨から守って走ります。

さて、今年の梅雨の雨の量、どうなりますか?
静岡物語、某物語共に、
ジョギング同様、雨が気になります。

・1km/5'20"
・2km/5'48"
・3km/4'50"
・4km/5'43"
・5km/5'14"
・6km/5'11"


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Posted by macchan24 at 18:59Comments(0)本日のRUN